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『極悪女王』放送文化基金賞のドラマ部門で奨励賞 ゆりやんレトリィバァ、久しぶりの“極悪メイク”で喜び「間違いなく私たちの人生だった」

『第51回放送文化基金賞贈呈式』が9日に都内で行われ、ドラマ部門の奨励賞をNetflixシリーズ『極悪女王』が受賞した。
【写真】キャラ全開でやりたい放題!監督を巻き込みあばれるゆりやんレトリィバァ
1980年代にカリスマ的人気で女子プロレス旋風を巻き起こした“最恐ヒール”ダンプ松本の知られざる物語を描いた半自伝ドラマ。企画・脚本・プロデュースは、鈴木おさむ。総監督を白石和彌氏が務めた。主人公のダンプ松本役をゆりやんレトリィバァが文字通り体当たりで演じ、落ちこぼれとしてスタートしながらスターの階段を駆け上がる長与千種役を唐田えりか、同期でも最も運動能力が高く技術に秀でていたライオネス飛鳥役を剛力彩芽が演じている。
この日は白石監督、ゆりやん、剛力が参加。久しぶりに真っ黒なリップの“極悪メイク”姿だった、ゆりやんはたっぷり時間を取って「サプライズ」と授賞式のネタを披露し、会場に笑いが。その後に「『極悪女王』に出させていただいて、ダンプ松本さんの実際の80年代の女子プロの皆さんの人生を、撮影といういうより間違いなく私たちの人生だったっていう風に思います」としみじみと語った。ダンプからは「遠慮したらダメだよ」とアドバイスをもらったそう。ただ、なかなか勇気が出なく難しかったそう。しかし、直後に豹変し「今ならなんでもできますよ」とフォークを取り出した。「よく見とけ!行くぞ~」と白石監督を襲撃し、会場も大盛り上がりとなっていた。
同賞は、過去1年間(2024年4月~25年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、動画配信会社などから、全部で282件の応募、推薦がなされた。4月から約2ヶ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、放送文化、放送技術部門で8件、さらに特別賞1件の受賞が決まった。