【アニメ】
原作者は死去『ぼくら』シリーズ新作発売 宗田理さんの息子が意思継ぐ「未来を担う子どもたちにエールを送りたい」

新作『ぼくらの秘密基地』


 KADOKAWAは9日、2024年4月8日に亡くなった宗田理さん(享年95歳)原作の小説『ぼくら』シリーズ最新作『ぼくらの秘密基地』(原案:宗田理、文:宗田律、絵:YUME、キャラクターデザイン:はしもとしん)を発売した。



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 宗田さんは『ぼくらの七日間戦争』に始まるシリーズ累計2000万部を超える『ぼくら』シリーズを執筆。長年読者から、『ぼくらの七日間戦争』は男子が主役で活躍する話なので、女子を主人公にした新作を読みたいという声が数多く届いており、宗田さんは女子を主役にした新しい『ぼくらの七日間戦争』の構想を練り、執筆したいと強く思い、インタビューでも話していたが、昨年亡くなった。



 そんな中で、宗田理さんの次男・宗田律が思いを受け継ぎ、宗田理さんのアイディアを元に新作『ぼくらの秘密基地』を書いた。



 物語は中学2年の夏休み、クラスの女子が姿を消した! 「解放区」を作るため、ある場所に立てこもったのだ!? 女子だけでライブ配信やファッションショーを行い、親や先生を追い返す。そして、最高の七日間に……なるはずが、犯罪グループの事件に巻きこまれ、ひとみと純子が誘拐されてしまい…。英治たちは敵のアジトに乗りこみ、女子との共同作戦を開始。さらに、ピラニアのプールや地獄のターザンロープ、ぼくら史上最強の巨大迷路を作って、迎え撃つ! 宗田理さんが届けたかった新たな『ぼくらの七日間戦争』となっている。



 宗田律は今回の新作に「ぼくは2005年から約20年間、父の創作活動をサポートしてきました。その間、刊行した宗田理作品の全てに関わり、父が受ける取材や、打ち合わせのすべてに立ち会う中で、父の作家としての姿勢や考え方、作品への向き合い方について、だれよりも深い理解を得ることができました。父は、未来を担う子どもたちにエールを送りたいと、亡くなるまで『ぼくら』を書きつづけました。その想いをできることならば引きついでいきたい。それが、ぼくが今回、『ぼくらの秘密基地』を書こうと決断した理由です」とコメントしている。

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