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『題名のない音楽会』が放送文化基金賞のエンターテインメント部門で最優秀賞 石丸幹二、クラシックは「今も息づいている」

クラシックは「今も息づいている」と話した石丸幹二 (C)ORICON NewS inc.


 『第51回放送文化基金賞贈呈式』が9日に都内で行われ、「エンターテインメント部門」最優秀賞をテレビ朝日『題名のない音楽会~山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会』が受賞し、出演者賞を石丸幹二が受賞した。



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 “世界一長寿のクラシック音楽番組”としてギネス認定を受けている『題名のない音楽会』が放送60周年を記念して制作したのが4回のシリーズ企画「山田和樹が育む未来オーケストラの音楽会」。世界的指揮者・山田和樹氏と共に18歳以下の子どもたちと「未来オーケストラ」を結成し、本番を迎えるまでの様子を描いた。



 個人賞の石丸は「『題名のない音楽会』の6代目司会者として、クラシック音楽の魅力をわかりやすく伝える。60周年記念番組でも、平易かつ端的な解説で、番組と視聴者の橋渡し役として存在感を放った」というのが受賞理由だった。石丸は壇上に上がると「この番組はチームで作っています。皆さんがそれぞれの場所、任務のあるところで取った賞が、この賞だと思っております」と笑顔を見せた。意識しているのは、音楽に親しみがない人にどう届けるかという。伝えたいクラシックの魅力を問われると「クラシックの名のように何百年も残っている音楽を、これからも多くの方に知っていただきたい。実は過去のものではなく、今も息づいている。若い演奏者たちが引き継いで、また伝えようとしている。それを私は見守り続けたいと思います」と決意新たに。「この番組を通して、多くの方が音楽に親しんでもらえたらうれしい」と呼びかけていた。



 同賞は、過去1年間(2024年4月~25年3月)の放送・配信された中から選ばれた、優れた番組・コンテンツや個人、グループに贈られる。今回は、全国の民放、NHK、動画配信会社などから、全部で282件の応募、推薦がなされた。4月から約2ヶ月にわたる厳正な審査の結果、ドキュメンタリー、ドラマ、エンターテインメント、ラジオの4つの部門で、それぞれ最優秀賞、優秀賞、奨励賞の16作品と、演技賞や出演者賞など個人6件、放送文化、放送技術部門で8件、さらに特別賞1件の受賞が決まった。

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