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“葉っぱ”を植木鉢で育ててみたら…予想外の成長に「なんじゃこりゃー!」「生命力すさまじい…」

植木鉢に置いただけの”葉っぱ”。水をあげて育てると…(画像提供@bloomingscape)


 種でも苗でもなく“葉っぱ”を植木鉢で育てる動画に反響があり、その成長に「なんじゃこりゃー!」「生命力すさまじい…」などのコメントが寄せられている。“葉っぱ”の正体は『マザーリーフ』と呼ばれる植物。投稿者で観葉植物の通販サイトを運営する「ブルーミングスケープ」(@bloomingscape)さんに、不思議な特徴を持つ『マザーリーフ』について話を聞いた。



【画像】不思議な葉『マザーリーフ』を育てたら…?



■“葉っぱ”がどんどん増える…?驚きの特性を持つ『マザーリーフ』



――『マザーリーフ』の栽培動画に驚きの声が相次いでいます。一見するとただの“葉っぱ”から、まさかダイレクトに芽が出て増えるとは…不思議すぎます!



「マザーリーフは、落葉したり親の株から切り離された状態の葉から、葉のフチに沿って子どもの芽がでます。正式には、セイロンベンケイソウと言われている多肉植物で、沖縄や奄美地方などの一部の地域では、葉から芽を出すことから、『ハカラメ(葉から芽)』とも呼ばれています。親の葉から子どもの葉が出てくるので、風水的には子宝に恵まれる縁起の良い植物ともされています」



――子どもの葉の成長だけでなく、親の葉の変化も衝撃的でした。



「子どもの葉が成長すると、くっついていた親の葉は全体が黄色くなり、やがてなくなっていくんです」



――養分がとられて次の代へと…。それにしても“葉っぱ”から芽が出て増えるとなると、マザーリーフは種子や花をもたない植物なのでしょうか? 成長するとどのようになりますか?



「成長すると袋状のお花が咲きます。お花が咲いた後、昆虫や人工授粉などの受粉が成功すれば、種は採れるみたいですが、少し難しいという話も聞きます。実際には、動画のように葉っぱからふやす方が簡単ですので、ホームセンターなどでも“葉っぱ”で売られており、種から育てることは少ない気がします」



――投稿内では水に浮かべて育てることもできると説明がありました。水と土では成長にどのような違いがありますか?



「水だけで育てるよりは、根っこが出てきたら、土植えにされた方が育てやすいかと思います。成長的には、寒い冬などに水に浮かべる形で育てるのは、芽がでにくいです。というのも、水も水温も下がってしまうため、なかなか芽がでなくなります。冬場などは、土の上にのせて育てるのが育てやすく、実験したことがありますが、2/5に育てはじめて、4/14に芽が出てきました」



――「かわいい」「育ててみたい」といった声も寄せられていましたが、初心者が栽培するには土がおすすめでしょうか?



「そうですね。ぜひ暖かい時期に、土植えで育ててみてください」



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