
【エンタメ総合】
藤島ジュリー景子氏に47時間インタビュー 単行本が発売【目次一覧あり】

元ジャニーズ事務所代表取締役社長・藤島ジュリー景子氏へのインタビューをまとめた、早見和真氏による単行本『ラストインタビュー 藤島ジュリー景子との47時間』(新潮社)が、18日に発売された。
【街頭インタビュー】「看板」撤去への思いは?作業を見届けるファンの声 準備の模様も
■早見和真氏コメント
旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を一身に浴びた、藤島ジュリー景子とはどんな人物なのか? 叔父・ジャニー喜多川との、母・メリー喜多川との関係は? 当時の所属タレントに何を感じているのか? 二人三脚で歩んできた「嵐」に対する思いとは? 何よりも一連の「出来事」を彼女はどう捉えているのか──。
これまで語られてこなかった事実を、ファンや読者に伝えられるのではないか。それが今回、40時間を超えるインタビューに臨んだ一番の理由です。
ジュリー氏一人の声だけを記すという行為には恐怖心がつきまといました。それでも、この本には間違いなく彼女の目に映っていたものが、過去と未来が、そして贖罪への思いが記されています。読者のみなさまに、等身大の彼女が、その息遣いが伝わることを願っています。
■目次
藤島ジュリー景子の手紙
序章――ファーストコンタクト
一章 「人生をどこからやり直したいですか?」
二章 「『家族』という単語から何を連想しますか?」
三章 「ジャニーズ事務所で働き始めた経緯を教えてください」
四章 「『嵐』との出会いについて」
五章 「母・メリーさんはどんな人でしたか?」
六章 「結婚がもたらしたものは?」
七章 「『事務所内に派閥がある』という意識はありましたか?」
八章 「あの『週刊文春』について。あの『SMAP×SMAP』について」
九章 「ジャニー氏の亡骸を前に感じたことは?」
十章 「『知りませんでした』の言葉を信じることができません」
十一章「性加害を認められた理由はなんですか?」
十二章「ジャニーズの看板が下りた日、感じたことは?」
終章――ラストインタビュー
追記――『嵐』活動終了の発表を受けて
■書籍内容紹介
旧ジャニーズ事務所の性加害問題で批判を浴びた、元社長・藤島ジュリー景子はいま何を思うのか? 「嵐」との出会いと活動終了、叔父ジャニーのこと、母メリーとの確執、廃業──。一人の小説家に、はじめて胸の内を明かした。
■早見和真(はやみ・かずまさ)
1977年神奈川県生れ。2008年『ひゃくはち』で作家デビュー。2015年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)を受賞。2020年『ザ・ロイヤルファミリー』でJRA賞馬事文化賞と山本周五郎賞を受賞。同年『店長がバカすぎて』で、2025年には『アルプス席の母』で本屋大賞ノミネート。その他の著書に『ぼくたちの家族』『95 キュウゴー』『小説王』『笑うマトリョーシカ』『八月の母』『問題。以下の文章を読んで、家族の幸せの形を答えなさい』「かなしきデブ猫ちゃん」シリーズ(絵本作家かのうかりん氏との共著)、ノンフィクション作品に『あの夏の正解』がある。