【アニメ】
漫画家・伊藤潤二氏、米アイズナー賞“殿堂入り”の快挙 過去4作品の受賞を経て達成

「アイズナー賞」殿堂入りを果たした伊藤潤二氏


 漫画家・伊藤潤二氏が26日(日本時間)、アメリカで開催された、もっとも権威ある漫画賞のひとつ「第37回ウィル・アイズナー コミック・インダストリー・アワード」(The Will Eisner Comic Industry Awards、以下アイズナー賞)で殿堂入りしたことが発表された。



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 これまで伊藤潤二作品のアイズナー賞受賞歴は、2019年に英語版『伊藤潤二傑作集10 フランケンシュタイン』が「最優秀コミカライズ(漫画化)作品賞」を、2021年には英語版『地獄星レミナ』が「最優秀アジア作品賞」を、同作と英語版『伊藤潤二短編集 BEST OF BEST』が「Best Writer/Artist部門」を、2022年に『伊藤潤二傑作集4 死びとの恋わずらい』が「最優秀アジア作品賞(Best U.S. Edition of International Material―Asia)」を受賞。これら4作品の受賞を経て、ついに“殿堂入り”を達成した。



 アイズナー賞の“殿堂入り”となった日本人はこれまで、手塚治虫さんや宮崎駿氏、『ポーの一族』で知られる萩尾望都さん、『はだしのゲン』の中沢啓治さんら。



■伊藤潤二氏 受賞コメント

この度、アイズナー賞の殿堂入りという大変な栄誉を授かりました。過去に4度、部門受賞の栄誉に賜り、さらに今回、偉大な先生方が受賞された殿堂に仲間入りをさせていただくことは、誠に身に余ることで、いまだ信じられぬ思いです。1作1作、なるべく手を抜かぬように努力してきたことが報われた思いです。そしてこの栄誉にあぐらをかくことなく、これからも作品作りに励みたいと思います。

改めてアイズナー賞の選考委員の皆様をはじめ、これまで応援してくださった読者の皆様、そして作品作りにお力をくださった各出版社様、とりわけ素晴らしい翻訳と装丁で出版してくださったアメリカVIZ Media様のお力添えに、心からの感謝を申し上げます。この度は誠にありがとうございました。



2025年7月 伊藤潤二

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