【エンタメ総合】
SUPER EIGHT・横山裕、ソロライブ初日で“ロック魂”見せつけ 4年前に未経験でギター始める

ソロライブ初日を迎えた横山裕


 SUPER EIGHTの横山裕が1年間限定で始動したソロ・プロジェクトのライブツアー「ROCK TO YOU LIVE TOUR」がきょう26日、東京・EX THEATER ROPPONGIで幕を開けた。



【写真】横山裕「ROCK TO YOU」アルバムジャケット



 ステージで、横山は「芸名の横山裕=“You”、本名の横山侯隆=“キミ”、どちらも“あなた”っていう意味なんです。僕は“あなた”一人ひとりにロックを届けたくて、アルバムを作りました。その想いが伝わるように全力でやります」とあいさつした。



 幾度となくドームに立ってきた横山が、今回のツアーであえてライブハウスクラスの距離の近い会場を選んだのは、目の前にいる“あなた”にまっすぐ思いを届けるため。自身の言葉どおり、1対1で心に突き刺さるような、熱のこもったアクトを見せた。



 ソロアルバム『ROCK TO YOU』のリード曲「ロックスター」では、ストレートなロックギターにのせたまっすぐな言葉で、観客の心を揺さぶった。一方、疾走感あふれる「黄金期」では熱いコール&レスポンスで会場を音楽の渦に巻き込んだ。「ポインセチア」では切なくもやさしいメロディと声でファンを包み込み、横山の紡ぐ純粋で純度の高い歌詞は、会場にいる一人ひとりの人生を全肯定するような強さと優しさであふれた。観客は、たくさんの拍手でそれに応えた。



 ギターと身ひとつでステージに立つ姿は、ツアー初日にして堂々としたたたずまいを見せ迷いがなく、歌声は今まで以上に力強い。甘くやわらかい声はさらに伸びやかに、ときにはこれまでにないロックなシャウトを響かせ、内側にある感情をそのまま歌にした。また、足でリズムを刻みながら体を揺らし、ひたむきにギターをかきならす姿は、ロックな魂そのものだった。



 その裏には、絶え間ない日々の積み重ねがある。4年前に未経験から手にしたギターに毎日触れ続け、演奏力を磨きながらとことん体に叩き込んだ。



 横山はステージで「ロックしにきました。ただ、ロックの定義は何かわかりません。このツアーでその答えを見つけようと思います」と叫び。この“武者修行”の先に、どんな答えを導き出すのか注目される。

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報