【映画】
竹野内豊&奥平大兼&田中麗奈、梅田駅前に登場し歓声 竹野内はたこ焼きに丁寧な食レポ「まろやかで…」

丁寧なたこ焼きの食レポを披露した竹野内豊 (C)ORICON NewS inc.


 15日に全国公開を控える映画『雪風 YUKIKAZE』の舞台あいさつ付き先行上映会が5日、大阪・梅田のTOHOシネマズ梅田で開かれ、主演を務める俳優・竹野内豊(54)をはじめ、奥平大兼(21)、田中麗奈(45)、脚本の長谷川康夫氏、山田敏久監督が登壇した。



【全身ショット】黄色いふんわりワンピースで登場した田中麗奈



 5人が舞台に登場すると、会場からは歓声が響いた。さらに竹野内があいさつで一言目を発すると、「ひゃっ!」という悲鳴のような声が上がった。



 大阪での思い出を聞かれた竹野内は「元気」と一言。続けて「たこやき、先ほど召し上がりました」と答え、田中にツッコまれていた。



 竹野内は「ずっと取材やってて、頭にこんがらがってるんですけど」と釈明しつつ「おいしいですよね。関西の方が東京に来られた時、『大阪のたこ焼きはうまいで!』って、1度でもいいから食べてもらいたいと言ってる意味がよく分かりました。なんだろう、まろやかっていうかやさしいです」と丁寧なたこ焼きの食レポを披露し、笑いを誘った。



 同作は、太平洋戦争中に実在した一隻の駆逐艦(くちくかん)「雪風」の知られざる史実を背景に、戦中、戦後、さらに現代へとつながる激動の時代を懸命に生き抜いた人々の姿とその運命を壮大なスケールで描く。



 竹野内は「戦争を語るのは非常に難しくて、知識を得たとしても、当時を生きた人々の心情はなかなか分かるものではない。実際、私たちは戦争の実体験を聞くことができなくなってきています。そして、時とともに人間は同じ過ちを繰り返すもの。戦争はいけないと分かっていながら、戦争の現実味が薄れてしまう。生涯をかけて平和を伝えていただいた方々から、戦後80年というタイミングで、私たちがバトンを受け取る時期だと思うんです。当時を生きた心情を映画を通して皆さんと体感することで、心の深くに記憶として残るといいなと思います。本当にもう二度とあのような惨事を起こしてはならないと思います」と映画に込めた思いを語った。



■物語

生きて帰り、生きて還す。戦場の海から命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語。真珠湾奇襲攻撃による日米開戦以降、ミッドウェイ、ガダルカナル、ソロモン、マリアナと、すべての苛烈な戦いを生き抜き、どの戦場でも海に投げ出された多くの仲間たちを救い、必ず共に還ってきた一隻の駆逐艦があった。その名を「雪風」。いつしか海軍ではこの艦を“幸運艦”と呼ぶようになる。それは沈着冷静な艦長・寺澤の卓越した総艦技術と、下士官・兵を束ね、彼らから信頼される先任伍長・早瀬(玉木宏)の迅速な判断によるものだった。時にぶつかりながらも、互いに信頼し合っていく2人。そして「雪風」は、ついに日米海軍が雌雄を決するレイテ沖海戦へと向かうことになる。

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