
【映画】
福山雅治、『ガリレオ』東野圭吾氏と再タッグ 『ブラック・ショーマン』主人公のイメージは“黒い湯川”

俳優の福山雅治(56)、有村架純(32)、田中亮監督が11日、都内で行われた映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)の完成報告会に出席した。
【写真】ド派手なマジックも披露された映画『ブラック・ショーマン』完成報告会
福山の代表作の1つである『ガリレオ』シリーズの作家・東野圭吾氏と再タッグとなった本作。「ダークヒーローを演じてみたい」という福山の思いから東野氏が原作の『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』を執筆した。
福山は「長く『ガリレオ』シリーズで湯川学というキャラクターを演じさせていただいてる中で、僕の中でずっと『湯川さんが、もしダークサイドの人間だったらどうなっちゃうんだろう』というのがあったんです。彼は天才物理学者と呼ばれていて、湯川さんは幸いなことに正義の人だった。人間の感情にはあまり興味がなくて、事件が面白いか面白くないか、ということで事件に向き合っていく人ではあるんですけど、でもやっぱり善の人だと思うんです。だけど、もし湯川さんがダークサイドの人だったら。ともすると湯川さんの人間性はちょっとダークヒーローっぽい。そんなのあるのかな、と思いながら、ずっと湯川さんを演じさせてもらっていた。それがよりくっきりそちら側に触れた感じで描いた本が『もしあったらいいですよね』とちょっと遠く見言わせていただいたんじゃないですかね」と冗談を交えながら裏話を明かしていた。
累計発行部数1億冊を突破するベストセラー作家・東野圭吾氏の人気小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫)を実写映画化。本作で福山と有村は初共演となる。東野氏といえば、刑事、物理学者、探偵、超能力者など、これまで数多くの魅力的な主人公を生み出してきた名手。そんな東野氏が新たに創り上げたのは、“超一流マジシャン”。国内シリーズ累計発行部数は87万部を突破し、2020年の刊行以来、世界各国で翻訳される大ヒット作品を原作に、未解決の殺人事件に挑む“マジシャン探偵”が、映画館に新たな風を巻き起こす。
福山演じる主人公・神尾武史はラスベガスでも名を馳せるマジシャンでありながら、金にシビアで息を吐くように嘘をつくという超個性派キャラクター。父の死をきっかけに武史とバディを組み、事件の真相に迫っていく武史の姪・神尾真世役を有村が務める。