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薄毛男性がメイクで爆イケメンに、ビフォーアフター動画が719万回再生「肌荒れも薄毛も隠しちゃえばいいじゃん!」

パン屋さんに行くためにメイクする西村健太さんの様子をおさめた動画が、719万回再生を超える反響を呼んだ。そのメイク技術の高さで驚きの大変身を遂げ、「めっちゃカッコイイ!」「すごい変身ぶり」「私よりメイクうまい」「可愛い男の子になってて、びっくり」などとコメントが寄せられた。メイクを始めたきっかけやコンプレックスとの向き合い方について、西村さんに話を聞いた。
【ビフォーアフター】吉沢亮やBTS・Vに似てるの声も…まるで別人!メイクとウィッグで千変万化の西村さん
◆「ファンデーションとウィッグで隠しちゃえばいいじゃん!」がきっかけに
――SNSには、「めちゃくちゃ好みのイケメン爆誕」」「毎回毎回素敵すぎて目の保養」「ドストライクのタイプ」などと反響が寄せられています。メイクを始めたきっかけを教えてください。
「メイクを始めたのは、19歳の頃です。当時は肌荒れがひどかったのですが、『ファンデーションを塗って隠しちゃえばいいじゃん!』と思ったのが、最初でした。その頃に薄毛も気になっていて、毛量の多い友人がウィッグをかぶって隠していたのを見て、『薄毛もこれで隠しちゃえばいいじゃん!』と思い、ウィッグもほぼ同時期に始めました」
――メイク技術はどのように習得したのでしょうか?
「基本は独学です。YouTubeのメイク動画を観て真似をしたりして、自分なりに研究をしてきました」
――メイクを始めてプラスになったことは?
「メイクをして自分の変化を実感するに連れて、自信がついたり、人目を気にせずに出かけられるようになり、行動範囲が広がりました。また、動画を通じて人との交流が増えたり、今回のようにインタビューをしていただけるようになったりもして、プラスのことしかないです」
――メイクをする上での自分流の秘策はありますか?
「ウィッグとメイクを組み合わせて『変身レベルまで変える』ことです。特に、もともとのコンプレックスである肌については、色味やカバー力が高いものを選んでいます。それと『恐れずにいろいろなものを使う』ことで、メイクの幅が広がり続けている気がします」
◆この顔と髪なら何をやってもどうせ無理…メイクで変わった人生観
――メイクをするようになり、周囲の反応はどのように変わりましたか?
「周囲からの反応は大きく変わりました。メイクをしている自分を見て、久々に会った同級生に『誰かわからなかった』と言われたり、動画でも『別人すぎる』といったコメントをいただいたりすることが多いです」
――メイクをする前は、どういったところにコンプレックスを感じていたのでしょうか?
「当時は肌の汚さや顔立ち、髪の薄さなど、外見全般に対して強いコンプレックスがありました。特に肌に関しては、悩みすぎたゆえに、肌にかけてはいけないであろうスプレーをついかけてしまったり、自傷に近いほど悩んでいたりした時期もありました」
――メイクを始めて、ご自身の生活や仕事、心境に変化はありましたか?
「メイクを取り入れてからは、コンプレックスを隠せることで安心感を持てるようになりました。『自分は不細工だし』と引け目を持って異性と接することもなくなり、自分に自信が持てるようになったと思います。せっかくならこの珍しい行動を動画にしようと思って投稿し始めた『変身メイク』のTikTokやInstagramでの発信が広がることで、仕事の幅も広がりました」
――コンプレックスを昇華し、現在の思考に至るまで、どのような葛藤があったのでしょうか?
「最初から前向きに考えられていたわけではなく、むしろ逆でした。ニキビも薄毛も、容姿にまつわる全てのコンプレックスを隠すことに必死でした。ただ、メイクとウィッグを始めて、自分の弱点を『笑い飛ばせる』ようになりました。それがきっかけとなり、自分の全てを肯定できるようになり、隠してイケメンに変身できることで、素の自分が存在しても問題なくなりました。そこからは、ネガティブな部分を活かして『遊ぶ』という考え方が定着していきました」
――メイクをすることで、人生はどのように変わりましたか?
「以前は、『この顔と髪なら何をやってもどうせ無理だ』と思っていました。でも今は、『いくらでも変われる』と実感しています。それは大きな自己肯定につながり、生き方そのものに影響しています」