【音楽】
櫻坂46、史上最大規模の全国ツアーで26万人動員 坂道グループ初の挑戦も完遂「諦めずに全力で向き合ってきた」【セットリストあり】

櫻坂46 5th TOUR 2025 “Addiction” 京セラドーム大阪公演 (C)Seed & Flower LLC


 櫻坂46が24日、全国ツアー『5th TOUR 2025 “Addiction”』のファイナル公演となる京セラドーム大阪公演Day2を開催した。今年の4月から約4ヶ月間にわたって全国5都市をまわり、坂道グループ初となる東京ドーム3days、京セラドーム大阪公演2daysを含む全11公演で26万人を動員した。過去最大規模となる全国ツアーのクライマックスでは、ほぼMCなしの圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了した。



【ライブ写真43点】櫻坂46の最高地点!京セラドーム大阪公演の模様



 京セラドーム大阪公演では、2日間で、のべ54曲を披露(アンコールを含む)。約3時間に及ぶ公演となり、両日合わせて8万人を動員した。今回はDay2の公演の模様をレポートする。



 オープニングでは摩天楼を彷彿とさせる演出、ステージ前方から吹き上がる噴水とともに、ジャジーなビッグバンド風サウンドに乗せて、ピンクとイエローグリーンを基調にした2種類の衣装に身をまとったメンバーたちが次々と登場。2チームに分かれてダンスを披露し、中央ではWセンターの山崎天(※「崎」=たつさき)&藤吉夏鈴がそれぞれ「Buddies!(櫻坂46ファン)準備は良いか~!」(山崎)、「京セラ行くぞ~!!」(藤吉)と煽り、ツアータイトルにもなっている最新アルバムの表題曲「Addiction」からスタート。



 続く「半信半疑」では、他のメンバーがステージ左右に散る中、メインステージに残ったのは山崎ただ一人。アレンジされたアウトロで披露した長尺のソロダンスは、19歳とは思えない圧倒的な存在感を放ち、会場全体が息をのむほど。そして「Start over!」では、藤吉が強烈な個性と表現力を見せつけ、その世界観を体現した。



 ここでMCを挟み「嵐の前世界の終わり」「Nightmare症候群」と続く。そして森田ひかるにスポットが当たった「マンホールの蓋の上」では、森田が車に水をはねられてゴミ箱を思いっきり蹴り舌打ちをする演出で観客の心を掴み、黄色い歓声を浴びた。



 田村保乃センターの「流れ弾」では、実際に銃を手に取り、発砲する演出で観客を震わせる。さらに、三期生・山下瞳月が初めて表題曲センターを務めた「自業自得」では、ドラマ仕立てのVTRから楽曲に繋ぐ斬新な構成。山下の得意のダンスを最大限に生かし、圧巻の表現力で観客の視線を集める。曲終わりには、三期生→二期生の順にダンスブロックが展開。ハイテンポな振付をキレキレに踊りきり、集団としての完成度と個々の実力を同時に見せつけた。



 キャプテン・松田里奈がセンターを務めた二期生楽曲「紋白蝶が確か飛んでた」からは、まるでモンシロチョウをイメージしたような真っ白な衣装にチェンジ。さらに「ドローン旋回中」ではトロッコに乗って観客の近くへ。これまでのクールでかっこいいイメージから一転した笑顔全開で京セラを幸せに染め上げ、三期生も負けじと「恋愛無双」「夏の近道」でキュートな魅力を大爆発させた。



 そしてここで今年グループに加入した四期生が、後方からムービングステージに乗って堂々と登場し、初の期生曲「死んだふり」を披露。最年少17歳の山田桃実がセンターを務め、デビュー間もないとは思えないパフォーマンスで5万人を圧倒する。「I want tomorrow to come」では、楽曲途中から四期生が参加するサプライズ演出も。四期生たちのお披露目会である『First Showcase』でも披露していたが、それから約2ヶ月、東京ドーム公演も経て格段に成長した姿に、会場中から大歓声が響いた。



 「UDAGAWA GENERATION」前には、MVの世界観であるサーカスが実際にステージ上に展開。大道芸やエアリアルティシュー、シルホイール、ローラースケート、そして大車輪などが至る所で繰り広げられ、非日常の空間が京セラに出現する。メンバーもサーカス風の衣装に身を包み登場し、パフォーマーたちとともに幻想的な世界を作り上げた。



 その後は「何歳の頃に戻りたいのか?」「もう一曲 ほしいのかい?」「承認欲求」と、グループ屈指のアッパーチューンを連続投下。観客のコールが割れんばかりに響き渡る大火力のパフォーマンスで会場は熱狂の渦に包まれた。そして本編ラストは三期生・的野美青がセンターを務める最新シングル「Make or Break」。これまでノンストップで歌い踊り続けているにも関わらず疲労感をまったく見せないメンバーが全力のパフォーマンスを叩きつける。そして、曲のエンディングで的野が腕を高く掲げたのを合図に大きな火花が吹き上がると、スクリーンに「END」と浮かび上がると同時にライブ本編は終了した。



 アンコールでは「Buddies」「櫻坂の詩」の2曲を披露。「櫻坂の詩」の曲中には、キャプテンの松田からメッセージが。



「このツアーを駆け抜けて、まだ達成できていなかったことをやり遂げることができました。応援してくれるBuddies(櫻坂46のファンネーム)がいたらから、諦めずにここまで来ることができました。



改名してからは、前が見えづらいときもあったし、櫻坂46の色ってどんな色だろうってたくさん模索してきました。でも諦めずに櫻坂46に全力で向き合って来たから、こうして今の櫻坂46があります。櫻坂46とBuddiesがそれぞれ思いやって、それぞれが頑張ってきたからいろんな夢をかなえられました。ドームにも立てたし、満開の櫻を見ることもできたし、櫻坂46らしさを見つけることができました。



このメンバーとなら、Buddiesとなら、何だってできると私たちは思っています。でも、坂道グループは知っていても、櫻坂46という名前が出ることは、そう多くはないんじゃないかと思うこともあります。でもこんなに熱くて最高なグループをもっとたくさんの人たちに知ってほしいです。日本で知らない人がいないくらい大きなグループになりたいです。そしたらきっと、いろんな夢がかなって、櫻坂46を見てもらえる機会が増えて、そしてBuddiesにもたくさん会えると思います。そのためにどんな高い壁が立ちはだかっても、夢をあきらめずに最後まで追いつづけます。



それぞれの人生を輝かせるために、私たちはBuddiesのそばにずっといます。だからBuddiesも自分の夢を諦めずに、ずっと進んでいってください。一緒にまだ見たことのない景色を見に行きましょう!Buddiesのみんな、準備は良い?これからも一緒に夢を追い続けていきましょう!櫻坂46をこれからもよろしくお願いいします!」



 本編中のMCは3曲目後のわずか数分間のみ。およそ3時間、休みなく駆け抜けたステージは、間違いなく櫻坂46の最高地点を更新するものとなった。



 そして終演後には、会場内で突如流れた映像で、新曲となる13thシングルが10月29日に発売となることが発表。また同じ映像にてグループの5周年を祝うアニバーサリーライブ『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』が2026年4月に開催されることも明らかとなった。



■『櫻坂46 5th TOUR 2025 ”Addiction”』京セラドーム大阪公演Day2 セットリスト

M00. Overture

M01. Addiction

M02. 半信半疑

M03. Start over!

M04. 嵐の前世界の終わり

M05. Nightmare症候群

M06. マンホールの蓋の上

M07. 流れ弾

M08. ノンアルコール

M09. 自業自得

M10. 真夏の大統領

M11. 紋白蝶が確か飛んでた

M12. ドローン旋回中

M13. 恋愛無双

M14. 夏の近道

M15. 死んだふり

M16. 偶然の答え

M17. TOKYO SNOW

M18. Nothing Special

M19. I want tomorrow to come

M20. 港区パセリ

M21. UDAGAWA GENERATION

M22. 何歳の頃に戻りたいのか?

M23. もう一曲 欲しいのかい?

M24. 承認欲求

M25. Make or Break

【アンコール】

EN1. Buddies

EN2. 櫻坂の詩

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報