
【映画】
『新解釈・幕末伝』倉悠貴は最強剣士、小手伸也は“ちょっとケチ”な新撰組局長に――福田雄一監督作品初参加

福田雄一監督の最新作『新解釈・幕末伝』(12月19日公開)に、話題作への出演が続く若手俳優・倉悠貴と、“最も旬なおじさん俳優”として唯一無二の存在感を放つ名バイプレイヤー・小手伸也が出演することが発表された。二人はいずれも福田監督作品に初参加となる。
【画像】映画『新解釈・幕末伝』相関図
「ペリー来航」「尊王攘夷」「新撰組」「薩長同盟」――誰もが耳にしたことがありながら、“知っているようで知らない幕末”を、福田監督が独自の解釈で映画化。ムロツヨシが坂本龍馬に、佐藤二朗が西郷隆盛に扮し、ダブル主演を務める。福田作品に欠かせない山田孝之も桂小五郎役で出演する。
倉が演じるのは、新撰組一番隊組長であり、剣の達人として知られる新撰組最強剣士・沖田総司。「華麗な剣技で敵を次々となぎ倒す天才的な剣術の使い手」という新解釈のキャラクター像を、全身で表現した。
撮影を振り返り、倉は「初めての福田組で、皆さんとも初共演だったので緊張しましたが、大先輩の小手さん、松山さん(松山ケンイチ)に助けていただきながら乗り切ることができました」と、話している。
一方、小手が演じるのは、新撰組局長として第一線で活躍を続けた近藤勇。今回の新解釈では「実はちょっとケチで、局長を引き受けたのも土方(松山ケンイチ)に“がんばれ!”と背中を押されたから」という、ユーモアあふれる人物像が描かれる。
小手は「撮影自体は楽しみながら一応近藤勇のイメージを守る努力はしましたが、ビジュアル的に謝罪は必要だと自覚はしているので、一旦この場をお借りしてお詫び申し上げます」とコメントしている。
同時に出演が発表されたのは、以下のとおり。福田監督作品初出演から常連まで、多彩な顔ぶれが揃っている。
■新キャスト一覧
坂本龍馬の妻・おりょう:広瀬アリス*福田雄一監督作品初参加
勝海舟:渡部篤郎
岡田以蔵:岩田剛典
大久保利通:矢本悠馬
土方歳三:松山ケンイチ
三吉慎蔵:染谷将太
徳川慶喜:勝地涼
沖田総司:倉悠貴*福田雄一監督作品初参加
オリジナルキャラ・くノ一茶屋店員:山下美月*福田雄一監督作品初参加
後藤象二郎:賀来賢人
近藤勇:小手伸也*福田雄一監督作品初参加
吉田松陰:高橋克実
■倉悠貴のコメント(全文)
演じさせていただいた沖田総司は人気のあるキャラクターなので、かっこよくいなきゃいけないと思っていたのですが、現場に入ったら一切そんなことは考えられず、ついていくことにただただ必死でした(笑)。初めての福田組で、みなさんとも初共演だったので緊張しましたが、大先輩の小手さん、松山さんに助けていただきながら乗り切ることができました。
■小手伸也のコメント(全文)
初めての福田組でお噂はかねがねという感じでしたが、噂以上リハが手短で(笑)。撮影は本番を回すのがとても早いわ、毎カット芝居が変わってもオッケーだわで、結果常に全力芝居のようになって、お陰様ですごい筋肉痛になりました(笑)。松ケンさんと倉悠貴くんがマシンガンのようにお芝居を打ち込んでくるので、全部受け止めましたが、松ケンさんはともかく倉くんが意外にもパワー系で(笑)。クランクインでコレか!とへたり込んでいたら、ムロさんが「ようこそ」みたいな顔で微笑んでて「これが福田組か!」と思いました。撮影自体は楽しみながら一応近藤勇のイメージを守る努力はしましたが、ビジュアル的に謝罪は必要だと自覚はしているので、一旦この場をお借りしてお詫び申し上げます。