
【映画】
津田健次郎「才能コワ!」、漫画家・魚豊氏作品の魅力語る

『チ。―地球の運動について―』で手塚治虫文化賞マンガ大賞を史上最年少受賞した魚豊氏の連載デビュー作を原作とした劇場長編アニメ『ひゃくえむ。』(9月19日全国公開)の完成披露試写会が27日、都内で行われ、声優を務めた松坂桃李、染谷将太、内山昂輝、津田健次郎、メガホンを取った岩井澤健治監督が登壇。津田が原作者・魚豊氏の作品の魅力について語った。
【動画】津田健次郎、『チ。』に続き魚豊作品に2作連続で参加「才能コワ!」
主人公・トガシの先輩アスリートである海棠を演じた津田は、今作について「王道のスポーツアニメの王道のよさもたっぷりあって、独自の映像表現もあって、どっちもあって。王道スポーツ漫画をお好きな方の期待されるカタルシスもあるし、今までにない振り切った表現も随所にあって王道とは違うカタルシスもある」とし、「みなさんきょうお出でになってよかったんじゃないかと思います」と来場した観客に向けて伝えた。
また、魚豊氏の代表作『チ。』のアニメでも重要なキャラクター・ノヴァク役の声を務めた津田は、「連続で参加させていただいて本当に光栄です」と喜びをあらわに。今作について「『チ。』とはぜんぜん違う作品ではあるんですけど、通底する哲学的な部分もあって」とし、「世界観もキャラクターもぜんぜん違うので、幅広いなと思います」と魚豊氏作品の魅力を語った津田。「若いんですよ、先生、めちゃくちゃ」と現在28歳の魚豊氏の年齢に触れ、「才能コワ!って思いました」と本音を吐露していた。
同作は、陸上競技の世界で、「100メートル」という10秒に満たない一瞬の輝きに魅せられた者たちの狂気と情熱を描いた物語。「心が熱くなる」「スポーツ漫画で感じたことない感覚」と多くの共感と驚きを呼び、完結後も熱狂的な人気を集めている。