
【映画】
堺雅人×井川遥、映画『平場の月』場面写真解禁 “初恋”を思わせる回想シーンも

俳優の堺雅人が主演する映画『平場の月』(11月14日公開)から、初解禁を含む場面写真が公開された。
【画像】中学時代に二人乗りしていた回想シーンなど
原作は、朝倉かすみによる同名小説(光文社文庫)。35年ぶりに再会した中学時代の同級生同士が、再び心を通わせていく姿を描く、切なくもリアルなラブストーリーだ。
堺が演じるのは、妻と別れ、地元に戻って印刷会社に再就職し、慎ましく平穏な日々を送る主人公・青砥健将(あおと・けんしょう)。彼がかつて中学時代に思いを寄せていた須藤葉子(すどう・ようこ)を井川遥が演じる。須藤も夫と死別して、現在は独身。パートで生計を立てている。中学の頃から大人びた雰囲気をまとっていた彼女は、その面影を残しつつも、今はどこか儚さや切なさを感じさせる。
公開された17点の場面写真には、自転車の二人乗りで無邪気に笑う青砥と須藤、公園のベンチで肩の力を抜いて語らう姿、居酒屋でビールを酌み交わす場面など、心の距離を少しずつ縮めていく二人の姿が収められている。
また、中学生時代の二人の教室での一幕や自転車での初々しい姿もあり、“初恋”を思い起こさせる。若き日の青砥を演じるのは、ドラマ『不適切にもほどがある!』で注目を集め、『ちはやふる-めぐり-』にも出演する坂元愛登。須藤の中学時代は、『あなたを奪ったその日から』で好演した一色香澄が演じ、本作で映画デビューを飾る。
ほかにも、中村ゆり演じる須藤の妹・みっちゃんや吉瀬美智子演じる青砥の元妻、でんでんや椿鬼奴演じる青砥の同僚、安藤玉恵や大森南朋演じる青砥と須藤の同級生など、二人を取り巻く人々が、それぞれの視点から青砥と須藤の恋の行くへを見守る姿も切り取られている。
監督は、『いま、会いにゆきます』(2004年)、『ハナミズキ』(10年)などで知られる土井裕泰。『花束みたいな恋をした』(21年)では興行収入38億円を記録しており、堺との初タッグが注目される。脚本は『ある男』(22年)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した向井康介が手掛けた。