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映画『ヒグマ!!』公開前に“異例”の声明 社会的背景を踏まえ制作意図説明「現実の状況を軽視するものではありません」

映画『ヒグマ』公開前に制作意図を説明「現実の状況を決して軽視するものではありません」


 俳優の鈴木福が主演を務める映画『ヒグマ!!』(11月21日公開)の公式Xが29日に更新され、国内でクマによる被害が相次いでいることを踏まえ、今作の制作意図を説明した。



【写真】闇バイトVSヒグマ…印象的なフレーズとともに公開された同作のティザービジュアル



 公式Xには「『ヒグマ!!』をご覧いただく皆様へ‐ 本作の社会的背景について‐」との投稿とともに、制作陣による声明が発表された。声明では現在、クマによる被害を伝える報道が相次いでいることに触れ、「被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、対応にあたる自治体や関係機関の皆様に深く敬意を表します」とし、「私たち映画『ヒグマ!!』のスタッフ・キャスト一同は、こうした現実の状況を決して軽視するものではありません」と強調した。



 続けて今作について「『自然と人間の境界線』を真正面から描いたフィクションであり、クマという存在を単なる恐怖や脅威として描くことにとどまらず、人間社会の死角や格差、そして生存をめぐる選択を問うことを目的としています」と制作の意図を説明。また「映画の企画・制作に着手したのは2023年、経済社会の死角で闇バイトに手を染めてしまう若者たちと、生存圏を追われた野生動物がぶつかり合う構図に、現代的な問いを込めたいという想いからでした」と背景も明かした。



 こうした意図を説明した上で、「しかしながら、現在の情勢の中で本作が実際の被害を想起させたり、ご不快な思いをされてしまう可能性があることも、私たちは真摯に受け止めております。公開に向けて、必要な配慮と周知の在り方について、引き続き関係者と慎重に協議を進めてまいります」と記した。



 同作は「闇バイト」と「ヒグマ」の対立構造を軸に物語が展開されていく異色の作品。監督・脚本は『ミスミソウ』『許された子どもたち』などで10代の生きづらさ、リアルな姿を描き続けてきた内藤瑛亮が務める。

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