
【映画】
遠藤憲一、かみかみ舞台あいさつで照れ笑い「日本語がしゃべれなくなっちゃった」 若すぎる監督の手腕に驚き

俳優の黒崎煌代、遠藤憲一、井川遥が2日、都内で行われた映画『見はらし世代』(10月10日公開)のジャパンプレミアに参加した。
【写真】素敵な笑顔を見せる黒崎煌代&遠藤憲一
2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューを果たし、一躍注目を浴びた黒崎。本作では、渋谷の街を舞台に、母の死をきっかけにバラバラになった家族の再生を模索する青年・蓮を演じる。初主演作となった黒崎は「今年の1月に撮った。いつもだったら映画の公開の時は『ようやく』と言うんですけど『もう公開なんだ』と。カンヌも行って、あっという間の日々でした。もう迎えちゃったさみしい気持ちもあります」と心境を語っていた。
ランドスケープデザイナーの父・初を遠藤、母・由美子を井川が演じる。冒頭のあいさつで遠藤は「ここのところ、ポンコツ“やつ”(役)が続きましたけど、今回もある意味でポンコツなんですけどリアルな役です。新しい顔が“にえたら”(見えたら)なと思います」とかみかみに。「俺、日本語しゃべられなくなっちゃった」と照れ笑いで話していた。井川もかんでしまうハプニングがあり、会場は笑いに包まれていた。
監督は、2021年の若手映画作家育成プロジェクトから生まれた短編『遠くへいきたいわ』で注目され、今年5月の「第78回カンヌ国際映画祭」監督週間にオリジナル脚本・初長編作で史上最年少(当時26歳)選出を果たした新鋭・団塚唯我監督(27)。遠藤は「こんな若い監督とやったことがなかった。初めて会った時に『この人が監督かな』と思ったらプロデューサーだし、『1番下っ端かな』と思ったら監督だった」と第一印象をぶっちゃけつつ「短編が面白くてびっくりした。どんな演出をしてくるのかなと思って現場に行ったんですけど、とにかく的確すぎて。どの現場でも自分で『ああしてみたい』『こうしてみたい』と言う方だけど今回は全部言うことを全部聞いた。鋭い。素晴らしい監督です」と絶賛していた。
この日は、木竜麻生、菊池亜希子、中山慎悟、団塚唯我監督も参加した。