
【映画】
井川遥、超就職氷河期世代の思い出 辞める時ですら怒られる 23歳・黒崎煌代が興味津々「どうやって怒られるんですか?」

俳優の黒崎煌代(23)、井川遥(49)が2日、都内で行われた映画『見はらし世代』(10月10日公開)のジャパンプレミアに参加した。
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作品にかけて、自身の世代を語ることに。井川は「超氷河期と言われる就職難の時期で。募集枠がない時期に就職活動をしていました。この世界に入ったのも遅くて。ちゃんと就職活動をしました。ほんのり就職しまして、辞める時にはすごく怒られて辞めました」と明かす。知らない世代の話に興味津々の黒崎は「どうやって怒られるんですか?」と質問し、井川は「『そういうのは学生時代に決めておくべきだ』と言われ『その通りです』と」と若き日の思い出を語っていた。
2023年度後期のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で俳優デビューを果たし、一躍注目を浴びた黒崎。本作では、渋谷の街を舞台に、母の死をきっかけにバラバラになった家族の再生を模索する青年・蓮を演じる。初主演作となった黒崎は「今年の1月に撮った。いつもだったら映画の公開の時は『ようやく』と言うんですけど『もう公開なんだ』と。カンヌも行って、あっという間の日々でした。もう迎えちゃったさみしい気持ちもあります」と心境を語っていた。
監督は、2021年の若手映画作家育成プロジェクトから生まれた短編『遠くへいきたいわ』で注目され、今年5月の「第78回カンヌ国際映画祭」監督週間にオリジナル脚本・初長編作で史上最年少(当時26歳)選出を果たした新鋭・団塚唯我監督(27)。再開発が進む都市・渋谷を背景に、普遍的な家族の風景と都市がもたらす変化を繊細かつ軽やかに描き出した。