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『今際の国のアリス』佐藤信介監督、次は日本舞台の本格SF「ありそうでなかった」

映画監督・佐藤信介氏が4日、都内で行われたNetflixの歴代作品に関わる監督、プロデューサー、俳優といった制作陣が登壇するトークパネルNetflix 10周年記念『Creators' Spotlight(クリエイターズ・スポットライト)』に登壇し、次回作について言及した。
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佐藤氏は、25日に最新作が配信されるNetflixオリジナル『今際の国のアリス』シリーズが全世界的に大ヒット。次回作については、「チームは『今際の国のアリス』からそのままスライドして新しい人を加えて。新しいキャストの人たちと。『今際の国のアリス』ではないものを作ろうとしていて、まさにクランクイン直前」とし、「日本から意外となかった本格サイファイ(SF)をやりたいと思って取り組んでおります。行くところまで行くぞと思ってます 」と意気込んだ。
内容は「ヒューマンドラマになっているんですけど、すごいサイファイで見たことのない。ありそうでないかなという感じの作品をやりたいと思っていまして、日本が舞台で、日本から出ていくというのがキーになる」と説明。
Netflixの高橋信一氏(高=はしごだか)が「ターミネーターとストレンジャー・シングスをかけ合わせたような作品になっていて。佐藤監督から新しいものをやろうという思いを感じる」と補足すると、佐藤氏は「日本の映画を見ていると、例えばゴジラというものが目の前に現れるという、日常と非日常が絶妙に組み合わされている」とし、「ウルトラマンもそうなんですけど、日本の独特の空気を持っている」と分析。「それの極みみたいな感じになるんじゃないかな」と期待を込めた。
佐藤氏が登壇したPart1「実写作品」にはほかに、大根仁氏(映像ディレクター)、藤井道人氏(映画監督)、山田孝之(俳優・クリエイター)が登壇。
その後実施されたPart2「アニメ作品」には、大塚学氏(株式会社MAPPA 代表取締役社長)、吉川広太郎氏(株式会社トムス・エンタテイメント取締役 上席執行役員)、見里朝希氏(映像作家・アニメーション監督)、根本宗子氏(劇作家・演出家)、山野裕史氏(Netflix)が登壇した。