
【アニメ】
『呪術廻戦』新作スピンオフ連載開始 短期集中で近未来描き芥見下々「半年ほどお世話になります」

漫画『呪術廻戦』の新作スピンオフ『呪術廻戦≡(モジュロ)』が、本日8日発売の『週刊少年ジャンプ』41号にてスタートした。芥見下々氏が原作を務め、作画・岩崎優次氏(『暗号学園のいろは』作画担当)とタッグを組んだ短期中連載載で、芥見氏は2024年9月の『呪術廻戦』完結以来、初の連載で原作を担当するのも初となる。
【画像】絵柄が違う!公開された新連載『呪術廻戦≡』のイラスト
『呪術廻戦』の近未来スピンオフとして、初回は表紙&巻頭カラー54ページで掲載されており、今回の新連載に芥見氏は「芥見です。お久しぶりです。『呪術廻戦』(以下呪術)連載中、私以外の方が執筆する呪術スピンオフのお話はいただいていたんですが、漫画という媒体で、自分がコントロールできない範囲で作品の名前が走るのが怖かったため、当時はオファーをお受けすることができませんでした」とこれまでの経緯を説明。
続けて「ただ、そのオファーが、本編のここを広げたら、ここの設定を突き詰めたら、時代設定を変えたら、いっそパラレルならと様々な企画を考えるきっかけになり、発想段階では一番突拍子のなかった「モジュロ」が連載会議を経て実現に至りました」とし、「短期集中連載です。半年ほど(打ち切られなければ)お世話になります。単行本3巻くらい。作画はあの岩崎優次(敬称略)!!すごいぞ!!うまいぞ!!綺麗だぞ!!新しい呪術の入り口として「モジュロ」を楽しんでいただけたら幸いでございます」と伝えた。
作画の岩崎氏は「このようなお話をいただき作画家としてとても光栄です。 担当編集伝いに芥見先生からオファーをいただいたときは嬉しい反面、送られてきたネームを見ても僕で良いのだろうかと不安のほうが大きかったです。今も緊張しながら作画中ですが、呪術ファンや『呪術廻戦』を読んだことのない方へ新たな物語を届けられるよう頑張ります!僕も一読者として楽しみです!せっかく僕にお声がけいただいた以上、臆せず自分らしく作画できればと思います!短い期間ではありますがよろしくお願いします!」と意気込んでいる。
芥見氏は「週刊少年ジャンプ」2018年14号(同年3月5日発売)から2024年44号(同年9月30日発売)まで、6年半にわたって連載。作画担当の岩崎氏は、同誌2022年51号(同年11月21日発売)から2024年10号(同年2月5日発売)まで、『暗号学園のいろは』(原作:西尾維新/全7巻)を連載し、作画を務めていた。
『呪術廻戦』は、ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、主人公の高校生・虎杖悠仁が、呪いをめぐる戦いの世界へと足を踏み入れるダークファンタジー。2018年3月~24年9月にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画が原作で、コミックスは累計発行部数1億部を突破。テレビアニメ第1期が20年10月~21年3月に放送され、21年12月には劇場アニメ劇場版 呪術廻戦 0』が公開されると、全世界興収265億円の大ヒットを記録。23年7月~12月にはテレビアニメ第2期が放送され、第3期「死滅回游 前編」が2026年1月に放送されることが決定している。また、作家・平山夢明氏による『呪術廻戦』スピンオフ小説の企画も進行中。
■芥見下々(あくたみ・げげ)氏プロフィール
「少年ジャンプNEXT!!」2014年Vol.2掲載の『神代捜査』でデビュー。「少年ジャンプGIGA」2017年Vol.1~Vol.4にて『東京都立呪術高等専門学校』を短期連載。「週刊少年ジャンプ」2018年14号(同年3月5日発売)から2024年44号(同年9月30日発売)まで6年半にわたって『呪術廻戦』(全30巻+『呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校』として0巻も発売中)を連載。コミックスは、完結と同時にシリーズ累計発行部数1億部(デジタル版含む)を突破した。
■岩崎優次(いわさき・ゆうじ)氏プロフィール
「少年ジャンプNEXT!!」 2015 vol.4掲載の『不幸のトーノ』(原作:繁在家政之)の作画担当でデビュー。「週刊少年ジャンプ」2022年51号(同年11月21日発売)から2024年10号(同年2月5日発売)まで、『暗号学園のいろは』(原作:西尾維新/全7巻)を連載し、作画を担当した。