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ローソン、手巻おにぎりなど一部商品の“消費期限”6時間延長「食品ロス削減にむけた取り組み」状況報告

コンビニエンスストアを展開するローソンはきょう10日、チルド・定温商品の物流体制および食品ロス削減に向けた取り組みについて、改めて状況を報告した。
【画像】消費期限を6時間延長した5品
対象としたのは、手巻おにぎり5品(シーチキンマヨネーズ、北海道産日高昆布、熟成紀州南高梅、熟成辛子明太子、熟成紅鮭)と、手巻き寿司の定番4商品(納豆/ねぎとろ/海老マヨ/サーモンマヨ)。
原材料管理や衛生管理の徹底により、手巻おにぎりは2024年7月から、消費期限を現行品と比較して6時間延長。同5商品の合計販売数は、ローソンにおけるおにぎり販売数の約3割を占めており、食品ロスや購買機会ロスの削減を見込んでいるとした。
また手巻き寿司は、2025年5月から、消費期限を現行品と比較して6時間延長する規格変更を実施中。この消費期限延長により、店舗への納品時間基準で平均24時間販売(※1)できるようになった。同4品は、ローソンにおける寿司カテゴリー販売数の5割以上(※2)を占めており、こちらも食品ロスや購買機会ロスの削減を見込んでいる。
なお、商品仕様も変更しており、「手巻寿司 納豆」、「手巻寿司 海老マヨ」、「手巻寿司 サーモンマヨ」において、原材料の水分量を少なくするなどした。これにより、米に調味料が浸透しづらくなり、味わいや風味を維持することができるという。
さらに、製造工場での原材料管理を徹底し、海苔の食感を損なうことがないように製造工場での海苔の湿度や温度管理を徹底した。
また同社は、物流体制の見直しも実施中。2023年12月から順次、チルド・定温商品(約1000SKU/日)の店舗への配送を、1日2回体制に移行を開始し、2024年3月までに全国のローソン店舗での移行を完了した。物流2024年問題への対応とCO2排出量削減ならびにコスト抑制を目的と伝えた。
※1:夜間から翌朝にかけて納品する便で比較。店舗への納品時間によって販売時間も異なる。
※2:2025年4月の寿司カテゴリー合計販売数にしめる割合