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娘と一緒に行くはずだった長岡花火に一人で参加したママ…余った手作りお弁当がつないだ心温まる一期一会

長岡花火大会当日、娘の急なキャンセルで余った手作り弁当を見知らぬ人と分かち合う心温まる体験がThreadsに投稿され、話題となっている。投稿したのは「かをる 季節を感じるお弁当&recipe」(ba.kao_19rui)さん。
【別カット】県外から参加する女の子のため…手作りお弁当には“新潟名物”を入れていた
新潟の枝豆や醤油赤飯、栃尾の油揚げ、夕顔のあんかけといった新潟の郷土料理がぎっしり詰まった手作り弁当の写真とともに綴られたエピソードは2.3万表示、1400件以上のいいねを集め、「お店のお弁当みたい!」「SNS、怖いこともたくさん耳にするけれど、すてきな出会いもありますよね」などのコメントが寄せられた。
突然の出来事から生まれた素敵な出会いについて、投稿者のかをるさんに聞いた。
かをるさんにとって長岡花火は特別なイベントだった。
「娘と娘の友人と花火を観るのが毎年の1番の楽しみでした」(かをるさん)
今年も枝豆、醤油赤飯、長岡巾着茄子、栃尾の油揚げ、夕顔のあんかけといった新潟の郷土料理を中心とした手作り弁当を準備。しかし8割ほど作ったところで娘から「花火には行けない」との連絡が入る。娘本人は事前に伝えていたつもりだったそうだが、実際は連絡を忘れており、当日のドタキャンとなった。
「ため息が出てとてもがっかりしたのと同時に、誰も食べないならお弁当を捨てようか…と思いました」(同)
そんな時、かをるさんはThreadsで一緒に花火を見ながらお弁当を食べてくれる人を募集することを思いつく。
「スレッズはトレンドワード(今回は長岡花火)を入れると反応が良く、閲覧数がかなり伸びるので、誰かの目に留まるのでは?と考えたからです」(かをるさん)
予想通りに投稿への反応は早く、「女の子3人です チケット代教えてください」という返信がすぐにあった。花火チケットの譲渡相手に選んだのは、25~26歳の県外から来た女性3人で、「やりとりの文言に誠実さが見えて信頼できると感じた」のが決め手だったという。
当日の待ち合わせでは、女性たちの明るさとコミュニケーション力の高さですぐに打ち解けた。
「着席し、お弁当を渡して自己紹介をした時点でかなり打ち解けたと思います」(同)
新潟の郷土料理中心のお弁当を集まった女性たちに説明しながら食べてもらうと、「初めて食べました!味付けも美味しいです」「特に新潟の枝豆が美味しい」と喜んでもらえたそう。思いがけない出会いから生まれた温かい時間。SNSの新たな可能性を感じさせるエピソードとなった。