
【エンタメ総合】
ピックルボールをテーマにしたライフスタイルブランド「PCKL Studio」設立 アパレルだけでなく「場」をデザイン

アメリカを中心に世界中で人気を集め、日本でも急速に普及しているスポーツ「ピックルボール」をテーマにした日本初のライフスタイルブランド「PCKL Studio(ピーシーケーエル スタジオ)」が設立された。「ピックルボールを軸とした新しいライフスタイル」を東京から世界へ発信する日本初のライフスタイルブランドとして、スポーツ、ファッション、カルチャーを融合させ、単なる競技を超えた体験と文化を創出していく。
【アイテムカット&イメージビジュアル】ピックルボールをテーマにした「PCKL Studio」が設立
PCKL Studioの特徴は、アパレルにとどまらず「場」そのものをデザインできること。コート設計、イベント企画・運営、キャスティング、グッズ開発、さらにはデジタルサービスまで、ピックルボールを取り巻く多様な領域を横断的にプロデュースしていく。
アパレルラインのPCKLは「CLASSIC / PLAYFUL / ELEVATED」を哲学に掲げ、コートの内外をシームレスにつなぐデザインを提案。ピックルボールをプレーするための機能性を備えながらも、日常のシーンにも溶け込む洗練されたスタイルが特徴で、そのデザインには、ピックルボールが持つ軽やかさや楽しさといった世界観が随所に表現されている。
第1弾コレクションでは、Tシャツ、スウェット、シャツ、ニットポロ、パンツ、キャップ、ソックスなど、幅広いアイテムで構成さ。10月上旬から公開予定のPCKL公式オンラインサイト(https://pcklstudio.com/)で発売する。
アメリカで誕生したピックルボールは、ここ数年で世界的に急成長を遂げている新しいスポーツ。バドミントンコートほどの広さで行い、専用パドルと軽量プラスチックボールを使用。テニスのラリー感覚に、卓球やバドミントンのスピード感をあわせ持つため、幅広い世代に親しまれている。
ルールはシンプルで初心者でもすぐに楽しめる一方、プロリーグが盛んで競技性も高い。さらに、テニスコート1面分のスペースに約2面を展開できる効率性から、都市部での導入も進んでいる。
USA Pickleballの統計によれば、2020年から2023年にかけてプレーヤー数は158.6%増加し、2024年には1360万人に到達。さらにプロ協会の調査では、「一度でもプレーしたことがある人」は2022年に3650万人、2023年には4830万人と拡大し、今やアメリカ人の6人に1人が経験している計算になる。
日本でも急速に広がっており、2023年に約3000人だった競技人口は2024年末に1万人を突破。一部報道では2025年初頭に2万人到達とも伝えられ、専用施設やクラブチームも増加し、新しいスポーツカルチャーとして注目を集めている。市場規模はグローバルで拡大を続けており、2023年度に約2300億円、2030年には約4500億円へ成長すると予測も出ている。