【アニメ】
劇場版『チェンソーマン レゼ篇』戸谷菊之介×楠木ともり×坂田将吾×上田麗奈、“ネタバレあり”トーク

劇場版『チェンソーマン レゼ篇』ビジュアル(C)2025 MAPPA/チェンソーマンプロジェクト (C)藤本タツキ/集英社


 シリーズ累計発行部数3100万部を突破し、「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の人気漫画『チェンソーマン』。そのTVシリーズの最終回からつながる物語を描く劇場版『チェンソーマン レゼ篇』が大ヒット公開中だ。ORICON NEWSでは、デンジ役の戸谷菊之介、マキマ役の楠木ともり、早川アキ役の坂田将吾、レゼ役の上田麗奈の4人にインタビューを敢行。公開後だからこそのネタバレありトークで語り合ってもらった。(取材・文:遠藤政樹)



【動画】戸谷菊之介×楠木ともり×坂田将吾×上田麗奈が“ネタバレあり”で語り尽くす!



■戸谷、レゼ篇は「上田さんのおかげ」で素晴らしいものに



劇場版『チェンソーマン レゼ篇』は、ファンからの人気も高く、TVシリーズの最終回からつながる物語として映画化。主人公・デンジが偶然出会った少女・レゼに翻弄されながら予測不能な運命へと突き進む物語が展開される。



――TVシリーズ続編、いつやるのだろうと待ち遠したかったのですが、皆さんは?



【戸谷】 僕も思っていました! 早くやらないかなって(笑)。



――劇場版の話を聞いたときはどう思われましたか?私は無言で拳を突き上げたのですが。



【戸谷】 僕もまったく同じ気持ちで、拳を突き上げました(笑)。



【坂田】 本当に!?(笑)



【戸谷】 あはは。「よっしゃー!」とうれしさもあったし、気合いも入りました。



【楠木】 私は「おー」みたいな感じで拍手しました。



【戸谷】 拍手ってちょっと俯瞰していないですか?



【楠木】 「やった!」「うれしい!」「おめでとう!」みたいな気持ちでした。



【坂田】 (腕組みポーズをしながら)「やっぱりそうだよ。俺はわかっていたぞ」って(笑)。



【上田】 私は(額に指をあてながら)「あ~…っ」という感じでうなずきました。



【戸谷】 それはどういう気持ちですか?



【上田】 「そうだよね。(ファンのみんなも)「レゼ篇」を劇場版で観たいよね」と。ただ、ということは、劇場版1本分しゃべりたおすのか。私やれるかな?って。そんなプレッシャーもありつつみたいな気持ちでした。



【戸谷】 そんなふうに言っていますけど、上田さんのおかげで素晴らしい「レゼ篇」になりました。レゼがあんなに可愛いのは上田さんの力が大きいと思います。



【楠木】 ずっと可愛いって言っているよね。



【上田】 デンジと一緒でヤられてるね(笑)。



【楠木】 吸い込まれる感じがあるよね。



――「レゼ篇」は劇場版ならではの良さがたっぷり詰まった作品に仕上がっています。ストーリーを一気に観られるので、展開のメリハリやスピード感をより感じられる印象を受けました。



【戸谷】 そうですよね。展開も前半と後半でジェットコースターのように動きがすごいので、劇場版としてまとめて観ると見応えが抜群。思わず「正解!正解!正解!」って感じました(笑)。



――皆さんのお気に入りのシーンは?



【楠木】 マキマとデンジの映画デートです。演じる前も楽しみだったし、あの温度感を映像で観られる、自分で演じさせていただけることがうれしかったです。



【戸谷】 デンジ、めっちゃはしゃいでいましたよね。



【楠木】 はしゃいでいた。いっぱい可愛いって言うところとか、あそこの演出好きです。



【戸谷】 「やったー」の前の歩き方が可愛い。原作もそうだけど、めっちゃいい。ウキウキしすぎだろうって(笑)。



【坂田】 ビームとデンジが同じタイミングでぶっ飛ばされて同じポーズでボヨンって跳ねていくところかな。好きなシーンはいっぱいありますが、あえてそこを挙げさせていただきます。



【戸谷】 戦闘中もちょっと面白いのがいいよね。



【坂田】 そう!あともう一個あるので言っちゃってもいいですか?



――もちろんです!



【坂田】 アクションシーンで、浮いている電車の上をブワーって走ってくるところ、いいなって。ずっと笑っているでしょう。デンジも。



【戸谷】 あそこのはしゃぎ具合すごかった。僕はアキと天使の悪魔の関係性が映画を通して変わっていくこと。最後のアキと天使の悪魔のシーンもめちゃくちゃ良くて、そこでグッと変わった二人の関係性にめちゃくちゃ心をつかまれました。



【上田】 レゼに注目して観ると、原作を読んでいるときプールのシーンとか転換である花火のシーンとかどうなるのだろうと思っていたら、劇場版でもやっぱり素晴らしいと感じました。ただ予想外にグサッときたのが、2回目を観たときの二道への道を歩くレゼのシーン。一番グッときました。好きですね。



――「レゼ篇」はどこをとってもいいところばかりですよね。



【戸谷】 夏なのもいいです。情緒あるし、花火もるし、プールもありますから。



■レゼ役の上田、「“本当”のレゼのようなものがいると思って演じた」



――戸谷さん、楠木さん、坂田さんは、劇場版に臨む上で特に意識したことは何かありますか。



【戸谷】 デンジ的にはマキマさんへの気持ちとレゼの気持ちは違うし、感じ方も全然違うなと思っていました。ただ演じる際には意外と“なりゆき”に任せた部分もありました。



【楠木】 憑依型だよね。



【戸谷】 上田さんがめちゃくちゃ良いレゼを出してくださったので、安心してやれました。



【上田】 こちらのセリフです。



【戸谷】 いやいやいや。めちゃくちゃ良くて、デンジはイチコロだったと思います(笑)。そういう一瞬で好きになるとか思春期ならではの恋愛の感じを思い返したり、ちょっとすかしている感じが出ちゃったりといった気持ちは常に意識していました。



【楠木】 ストーリー的にはレゼとマキマの間でデンジが揺れ動かないといけないので、それぞれどういうポジションにいて、何に揺らぐのかを考えて、(スタッフと)お話ししながら収録を進めていきました。



――具体的には?



【楠木】 マキマは届きそうで届かない高嶺の花の感じで、レゼは届かなそうなのに届いちゃう可憐さ、気さくさみたいなところに立ち位置の差があるという、対比としてそこが大事だと意識していました。マキマの心情よりは、デンジからどう見えていたかを考えながら演じていました。



【坂田】 TVシリーズから時間軸が地続きで、最終話から翌日の出来事。姫野先輩のことがあってアキの何が変わったのかを考えつつ、天使の悪魔とか野茂さんはじめ公安の人たちと接するようにしようと意識していました。何かは変わっているはずだから、そこを大事にしたいなと思って演じさせていただきました。



――TVシリーズ最終話で意味深な雰囲気で登場したレゼですが、上田さんが演じる際に特に大事にされた点を聞かせてください。



【上田】 前半と後半で見えてくる部分が違うキャラクターでもあると思うので、その違いを意識しながら演じられたらと思いました。簡単に言ってしまうとレゼとボムの違いですけど、私の中ではレゼでもあるしレゼでもない、ボムでもあるけどボムでもない、もう一人の“本当”のレゼのようなものがいると思って演じたいなという思いがありました。



――上田さんの考える“本当”のレゼとは……?



【上田】 どのレゼも全部本当だけど、もうちょっと人間味のあるレゼが端々に出てきてくれたらいいなというふうに考えていました。孤独みたいな部分が大事にできたらなと。ただレゼのときもボムのときも、すごく楽しそうだなとは感じました。デンジといるとき、レゼは本当に楽しいのかなって。戦っていてもじゃれ合いみたいにも聞こえて、それが2人の関係性なのかなと思いました。



【坂田】 エモすぎる!



【戸谷】 それを聞くと、ちょっと何かつらくなってくるかもしれない。ただ、それがいい!



【上田】 そうだね。「レゼ篇」はすごくいい物語だなと思います。



■マキマとレゼ、4人の好みのタイプは?



――アフレコ現場での秘話があれば教えてください。



【戸谷】 うどん食べに行きましたね。



【上田】 食べたね。


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