【エンタメ総合】
霜降り明星・せいやが切り開く“新世界”「テレビの歴史を早めた!」 鬼の“じゃない方”から始まった芸人人生も激白【オリコンライターズ】

12日放送『ライターズ!』に出演する霜降り明星・せいや


 顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:25)。12日深夜(深1:50~)の放送では、7日からスタートしたバラエティー『X秒後の新世界』(毎週火曜 後10:00)に出演する、霜降り明星・せいやが登場。番組はもちろん、熱いテレビバラエティー論、コンビ結成から今にいたるまでの分岐点に関して、熱くまっすぐなトークが飛び出した。



【画像】『ライターズ!』に出演する霜降り明星・せいや(別ポーズ)



■チャレンジングな番組に「スタッフさんの愛を感じます」 今のテレビに求められるもの「誇張しすぎず等身大」



 同番組は、世の中のちょっとした疑問や謎を勝手に検証し、新知識&新情報をおもしろおかしく解き明かす新型バラエティー。せいや、藤井貴彦、ヒコロヒーが新知識&新情報にツッコミを入れ、驚きの新知識&新情報を届ける。番組について話を向けてみると、せいやは第一声から熱を帯びていた。「(テレビ番組に出ていて)社交辞令で面白いと言う時もあるんです。やっぱり面白くないとは言えないから。『M-1』優勝して、2018年からけっこういろんな番組に出させてもらって、いろんな大人の事情とかいろいろ加味した上で、(この番組は)本音で面白いです!久しぶりにワクワクしています」。さらに、笑いを交えてこう分析する。



 「この番組の良さって、いろいろあるんですよ。1個のVTRを30分かけて、めっちゃ長く見て、V終わりにスタジオでトークするみたいな番組ってあると思うんですけど、1個のVTRが20~30分あるみたいなものも多いじゃないですか?この番組はそのVがね、15秒とかで終わるんですよ。バンバンバンバン手数打っていくんで、若い人とかは特に『このテンポ、今までになくて面白いな』と思ってくれるんじゃないかな。1個のネタがスベったとしても、弱くてもすぐ取り返せるんです(笑)。この番組の最大の強みで。なんか形をなしてないというか。特番の時から、説明が難しい番組なんですよ。いろんな要素が詰まっているんで。でも、逆を言えばそこがいいんですよね。強みがいっぱいあるし、逆に『なんやねんあれ!』って言われる要素もいっぱいあるんで、賛否両論巻き起こりやすいなと。弱さと強さがいっぱいあるんです。挑戦してくれているなと、スタッフさんの愛を感じます」



 さらに、今のテレビ界についてもトークが及んだ。「レギュラーになると、うれしいのと同時に『毎回当てなアカン』ってなって、怖いじゃないですか?この番組は、いい意味で、ちゃんと抜いてるとこ抜いていて、なんや今のみたいなもんもあるんですよ(笑)。そこもすごくいいなと思っています。今なんかテレビってもう行くとこまで行って、変にこっちが『面白いですよ!』みたいに盛り上げすぎると、逆に視聴者の人、冷めるじゃないですか?今のテレビの難しいところって、誇張しすぎずに等身大で、くだらないけど視聴者を巻き込めるかっていうことやと思うので、けっこう本音でやらしてもらってるかもしれないです。スタジオも、これ間違っていると思ったらそう言える空気なので、そういうところもすごくいいですね」。



 日本テレビの“本気”も感じたと声を弾ませる。「(レギュラー出演も)芸人はオレとヒコロヒーだけなんですけど、芸人その2人だけで新番組なかなかゴールデンで始まらんなって思うんです。だから、日テレさんよく挑戦してくれたなって感じで、うれしいっすね。しかも、特番2回でレギュラーが決まったんです。そんな番組は珍しいってめっちゃ言われます。ホンマに夢のような、まさにホップ、ステップ、ジャンプで、3回でレギュラー化するってないんで。すぐレギュラーにして、すぐ終わるみたいなこともあるじゃないですか?テレビ、マジ怖いんすよ(笑)。オレ、いっぱい傷ついているから。でも、この番組は、みんなで頑張ろうみたいなものが久々に…すごく熱いものを注げるなと」。



■武田鉄矢の“鬼巻き”を目の当たりに「タイパの人」 テレビでの下積みが実を結ぶ「光見えたぞ」



 番組で検証してほしいことについては、らしさあふれるコメントになった。「他局にはなりますが、僕、今ドラマ撮っていて。武田鉄矢さんとけっこうご一緒しているんです。武田鉄矢さんって、僕が見てきた人間の中で一番現場を巻きたがる人なんです。ちなみにこの『ライターズ』って、20分ぐらいの番組ですか?やったら、もう収録終わってます(笑)。(ものまねしながら)『なんか、過去のやつとかで編集でうまくやっといてくれ』みたいな(笑)。それぐらいすごいんですよ。でも、仕事はしっかりするっていう、一流の、銀幕スターみたいな。この前も、予定では22時終わりやったんですね、それが17時ぐらいに終わったんですよ。だから、雑なスケジュールをしている収録を、武田鉄矢さんやったらどこまで巻けるのか、ほかの方も交えてグランプリをやってほしい。巻く人いっぱいいると思うんですよ。泉ピン子さんとか、やっぱり大御所ならではの気づきってあると思うんです。その新世界、見てみたい。結局、時代は武田鉄矢さんに戻ってきているんですよ。今の人、タイパが大事って言いますけど、鉄矢さんこそタイパの人でしょう」。



 芸人レギュラーはヒコロヒーと2人という点についても、再び問いかけると、せいやの目がさらに輝いた。「この世界、まだ本当に夢あるなって。今はもう芸人も、YouTube目指して養成所入る子も多いらしいんです。それぐらい、ネットの影響力が大きい時代で。僕ら、大学時代から一緒なんですけど、もちろん入った時は『いつかこういう番組を持ちたいな』っていうビジョンを描いていましたけど、その通りの仕事をやっとできたというか。さんまさんとかって、みんな自分の番組を20代とかで持っていたり、若いじゃないですか?僕らは、それがなかなかかなわなかったんですよ。『テレビはお金ない、高齢化、上が詰まっている』とか、もうそんなんばっかり、居酒屋でしゃべって、ずっと永遠しゃべって、やっときた」。



 キャスティングもテレビ界の“新世界”を切り開くものとなった。「僕がテレビマンなら、40代の芸人さんでやります。脂が乗っているし、編成にも文句言われない。小峠さん、千鳥さん、川島さんとか、その世代のみなさんがもう…ほとんどやっているんですよ。僕らは、もうちょい待たないと、こういうの来ないと思っていたんです。仮に僕が入れたとしても、せいやだけやったら不安やから、伊集院光さんとか、ヒロミさんとかがしっかり固めてくれるというのが、テレビの歴史ですよ。そこも同世代で埋めてくれたっていうのが、もううれしくて…。僕は、皆さんが思ってるより2倍うれしいと思ってください(笑)」。



 せいやの言葉は、さらに熱いものになっていく。「日テレの火曜10時ですよ。僕、2013年から始めたんで、芸歴12年なんですよ。自分で言うのもなんですけど(声を潜めて)12年で、なかなかたどり着けないっすよ。12年で決まりました。本当に感謝です。スタッフさんが信じてくれたっていう。だから、ここはもう熱く書いてほしいんですけど、この番組はテレビの歴史を早めたよ!これはもうテレビマンの挑戦でもありますから。だから、毎秒本気で期待に応えなアカンなと思っています。お笑いはもう、本当に40代からじゃないと、いいチャンス来ないと思っていたんですけど、僕、25歳ぐらいからずっとテレビ出さしてもらってきて、やっと報われてきたなって感じです。去年ぐらいから、テレビの下積みが、ようやく終わってきたみたいなのがあって、この番組で、光見えたぞみたいな感じです」。



■テレビ局のメイクに流派? 順風満帆ではなかった芸人人生



 藤井アナの存在感も際立っている。「本当に人柄が良くて。藤井さんがかわいかったのが、特番はもう数々担当してきたけど、レギュラーになるタイミングで自分は外されてきたんだと。会社員として宿命のようなもので、アナウンサーは会社員やからみたいな感じでおっしゃっていたんです。それで特番の時に、藤井さんは『僕はたぶん、レギュラーになったらいないと思います』と言っていたんですけど、レギュラーでも一緒になれて。僕初めてですよ、藤井さんくらい歳の離れた人と同い年みたいな感じで『藤井さん!やりましたね!』って(熱い握手を)やったの(笑)。『こんな年上のアナウンサーと中学一緒やったっけね、オレ?』くらいのテンションでしたから」。



 番組タイトルに絡めて、最近自身が感じた「新世界」についてのトークでは、耳より?な情報が飛び出した。「テレビ局って、メイクさんのマッサージがあるんです。収録前に、ホンマにちょっとだけヘッドスパみたいなのをやってくれる人がいるんですよ。このメイクのやり方が、局によって流派があるなと。日テレさんは、前からやるんです。テレ朝は深かったり、TBSは目を攻めがちとか、なんかあるんすよ。NHKは手がうまいっすね。局によって、ちょっとマッサージが違うって、メイクさんのそういう流派がありますね」。



 番組恒例の人生グラフでは、芸人人生が詳らかになる。「僕、この世界に変な入り方していて。みんなはNSCとか、養成所に行って、芸人なるんですよね。僕、養成所とかなん

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