
【エンタメ総合】
山田裕貴、ポジティブな休暇を希望「心のキャパを増やすために」

俳優の山田裕貴(35)が19日、都内で行われた連載まとめ本『怪人』(東京ニュース通信社)発売記念会見に出席。準備するための休暇がほしいことを明かした。
【写真】「怪人百面相」にちなみ…キリっとした表情の山田裕貴
今作は「役を生きる」をテーマに2019年から2025年の約6年間にわたって、「TVガイドdan」に連載してきた「山田裕貴の怪人百面相」が本作『怪人』としてアップデートされ、1冊にまとまっている。誌面では掲載しきれなかった全30テーマのアザーカットのほか、今作のために敢行された撮りおろしロケの写真も掲載する。
連載を続けた6年を振り返った山田は「僕の心意気と心は変わっていないのですが、周りの方の対応は、こんなに距離があったけって。周りが僕をでかくしてくれていると同時に、少し寂しい」と本音を吐露。「変化はあったですが、楽しいです!」と充実感をにじませた。
山田は『木の上の軍隊』『ベートーヴェン捏造』『爆弾』を5ヶ月で撮影し、クランクアップ翌日から『ちるらん 新撰組鎮魂歌』のアクション練習を10日間重ねて撮影に入ったことを告白。「僕はこれで準備ができているのか。勉強する時間や精度を上げる時間が足りていないのではないか」と、葛藤を漏らした。
続けて、一番したいことを問われると「ぜいたくは言わないから準備の期間がほしい。ぜいたくを言うのであれば、ちゃんとした休暇です」と回答。「ネガティブに休みたいということではなく、心のキャパを増やすために、準備したい」と役への精度を高めるための時間が欲しいと語った。
ファンや関係者の支えがあってこその現在地であると語っていた山田は「エキストラからこの仕事をしていて、せりふがあるだけで、主演をやらせていただけてありがたい」と感謝。「山田裕貴に何が必要ですか?」と、報道陣に問う場面もあった。