
【音楽】
松任谷由実、40枚目のアルバム完成を記念し『爆音先行試聴会&トークライブ』開催 16年ぶりの試聴会登場で夫・松任谷正隆と制作秘話語る

松任谷由実が、11月18日にリリースする自身40枚目のオリジナルアルバム『Wormhole / Yumi AraI』の完成を記念し、『爆音先行試聴会&トークライブ』を開催した。イベントは17日、東京・109シネマズプレミアム新宿、名古屋・109シネマズ名古屋、大阪・109シネマズ大阪エキスポシティの3都市で同時開催された。
【写真】素敵な笑顔…!『爆音先行試聴会&トークライブ』に登場した松任谷由実
本編はアルバム全曲のフル試聴会とトークライブの二部構成となった。試聴会では、この日のためにミックスエンジニアのGOH HOTODA氏が特別にミックスしたDolby Atmos(名古屋、大阪は5.1chサラウンド)音源を上映。巨大スクリーンには各楽曲に合わせた映像やミュージックビデオが投影された。朝1時からロケを敢行したという「天までとどけ」や、印象的な姿が話題の「DARK MOON」など、さまざまな映像で来場者を魅了した。
東京会場ではトークライブが行われ、松任谷由実本人に加え、夫でプロデューサーの松任谷正隆、GOH HOTODA氏、今作で活用された「Synthesizer V」の開発者のカンル氏が登壇。初の“Yumi AraI”名義の理由や、世界初の“Chrono Recording System”についてなど、制作の裏話を交えたトークを展開した。本人が参加する試聴会は2009年以来16年ぶりとなり、会場は満員御礼の盛況となった。名古屋、大阪会場では東京の模様が生中継された。
アルバム『Wormhole / Yumi AraI』は、AIを駆使したキャリアの集大成的アルバムで、全12曲を収録。フジテレビ木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』主題歌「天までとどけ」、テレビ朝日系金曜ナイトドラマ『魔物』のOST「岩礁のきらめき」、テレビアニメ『伊藤潤二「クリムゾン」』オープニング主題歌「烏揚羽」、imaseとのコラボ曲「文通 -album version-」など、多彩な楽曲が並ぶ。
アルバムに連動する全国ツアー『FORUM8 presents 松任谷由実 THE WORMHOLE TOUR 2025-26』も11月17日からスタート。全国72公演にわたり、約1年におよぶ大規模ツアーとなる。