【音楽】
「走り続けるよ!」SHOW-YA、デビュー40周年ツアーファイナルで“無限”のロック魂を体現

『SHOW-YA 40th Anniversary 東名阪ツアー“無限”』ファイナル公演の模様


 デビュー40周年を迎えたロックバンド・SHOW-YAが、記念ライブツアー『SHOW-YA 40th Anniversary 東名阪ツアー“無限”』のファイナル公演を、19日に東京・EX THEATER ROPPONGIで開催した。



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 今回のアニバーサリーライブは、ヒットアルバム『Outerlimits』と40周年記念ハードカバーアルバム『無限』を軸に構成。『Outerlimits』は1988年に発表され、60万枚超のセールスを記録したバンド最大のヒットアルバムであり、日本のロック史においても重要な位置づけを持つ一作だ。



 ライブは、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」をSEにメンバーが登場し、寺田恵子(ボーカル)の「Start your engine!」の一声でスタート。1曲目の「OUT OF LIMITS」から「TROUBLE」「私は嵐」「BAD BOYS」へと、重厚なサウンドと圧倒的なパフォーマンスで会場の熱気を一気に引き上げた。



 中盤では、40周年アルバム『無限』からのカバー楽曲群として、「2億4千万の瞳-エキゾチック・ジャパン-」「プレイバックpart2」「少女A」「雨の慕情」「六本木心中」などが続々と披露され、観客も一緒に歌うシンガロングの高まりが会場を包んだ。これらの楽曲は、寺田の艶やかなボーカルによりハードリメイクされ、リスペクトに満ちた新たな表情を見せた。



 トークコーナーでは、ミッタン(ドラム)が『Outerlimits』の制作を振り返り「山中湖で合宿して2週間で取り切ったんです、MIXまで!」と語り、寺田も「SHOW-YAにとって一番売れたし、一番思い入れのある1枚」と想いを明かした。



 後半は「戒厳令の街 -CRY FOR THE FREEDOM-」を皮切りに、「Paranoia Paradise」「祈り」「野生の薔薇」のメドレー、「LOOK AT ME」「BATTLE EXPRESS」などでたたみかけるように展開。バンド最大のヒット曲「限界LOVERS」では、観客のボルテージが最高潮に達した。



 アンコールでは記念撮影の後、「FAIRY」を披露。sun-go(ギター)とsato(ベース)がポジションチェンジをし、重低音を確実に刻むミッタン、繊細なフレーズを操るキャプテン(ギター)、そして唯一無二の寺田が一体となってパフォーマンスを届けた。



 SHOW-YAは、デビュー時と同じように日々練習を重ね、真摯に、ひたむきに音楽と向き合い続けている。寺田はMCで「走り続けるよ!」と宣言したが、40周年は節目ではなく通過点であることを示すような、全力のロックショーとなった。



■セットリスト

M01. OUT OF LIMITS

M02. TROUBLE

M03. 私は嵐

M04. BAD BOYS

M05. 2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-

M06. プレイバックpart2

M07. 少女A

M08. 雨の慕情

M09. 六本木心中

M10. 戒厳令の街 -CRY FOR THE FREEDOM-

M11. メドレー:Paranoia Paradise/祈り/野生の薔薇

M12. LOOK AT ME

M13. BATTLE EXPRESS

M14. 限界LOVERS

En01. FAIRY

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