
【映画】
大森立嗣監督、父・麿赤兒の驚きの行動明かす「唐揚げの油を顔に」

映画監督の大森立嗣氏が23日、都内で行われた映画『おーい、応為』公開御礼舞台あいさつに、俳優の長澤まさみ、永瀬正敏らと登壇した。
【動画】大森立嗣監督の父・麿赤兒の驚きの行動に衝撃を受けた永瀬正敏
物語の主人公は、破天荒な天才絵師・葛飾北斎の娘であり、弟子でもあった葛飾応為。美人画においては北斎を凌ぐと評され、数少ない女性絵師として江戸の男社会を駆け抜けた先駆的存在だ。豪胆で自由奔放、そして絵にすべてを捧げた応為の知られざる姿を時代劇初主演の長澤が熱演する。
永瀬は「大森監督のご家庭は天才芸術家がいらっしゃる。麿がお父さんですし…マドンナが会いに来るくらい。僕みたいな一般の家庭で育ったよりはこの作品への想いや足し算引き算が的確ではないのか」と大森監督の父で俳優・舞踏家の麿赤兒を引き合いに感嘆する。
麿といえば今年、来日したマドンナとの2ショットを息子・大森南朋がアップしたことも話題になったが大森監督は、父との関係性について「最近なんですよ、ここ10年くらいかな。父親とまともにコミュニケーションをとれるようになったのが。応為が不器用だったりするのは僕のなにかが入ってるかも」と応為に共感し、「作品をお互いに観たりするけどあまりちゃんと感想がないんでややこしいんですよ」と苦笑した。
すると永瀬は「あの話を…唐揚げの話」と振ると大森監督は「あるとき、唐揚げをみんなで食べていたとき手でつまんで食べるんです。手に油がつくじゃないですか。それを顔に塗りだしたんです」と唐揚げの油をオイル代わりにしたという驚きのエピソードを報告。永瀬は「いつも白く塗ってらっしゃるから…。天才ってことです」とうなずいていた。