
【エンタメ総合】
福山雅治、音声ガイドの収録で超こだわる 30分の音声で5時間の収録「1回全部録って、もう1回頭から録り直した」
                     
									 俳優の福山雅治が10月31日、東京・上野の国立科学博物館で行われた特別展『大絶滅展-生命史のビッグファイブ』の報道発表会に参加した。
【写真】さすが⋯さわやかな笑顔で撮影に応じる福山雅治
 福山はスペシャルナビゲーターを担当する。音声ガイドも務めるが「ラジオドラマのような感じで楽しんでいただけるんじゃないかなと思っております。音声だけ聞いても、いろんな絵を自分の頭の中で想像できるような音声ガイドになってると思いますので、ぜひ聞いていただければと思っております」と呼びかけた。
約30分ほどの音声だが「結構力入りました」と明かす。福山の並々ならぬこだわりで収録は5時間にも及んだそうで「すみません。スタジオを抑えている、スタッフさんの時間を過剰にオーバーしてしまった。1回全部録って、もう1回頭から録り直したので」と照れ笑いを浮かべていた。
 また、子供たちへメッセージも。福山は「生きていくということは、自ら生きていくという気持ちと意思と同時に、生かされてるっていうのもあるのかなって展示を見て思いました。大絶滅が起こった時に絶滅するのが70%から90%という話で、残りの10%が次の生態系を反映させていく。となった時に運があると思うんですよね。偶然にも選ばれた種が生き残るために頑張ったんでしょう。与えられたものと、自分で一生懸命頑張ってつかんでいくものと両方なきゃ生き残っていけないのかなと思います」。
 「大人だってそうなんですけれども、見に来てくれる子供たちは『なんで勉強しなきゃいけないのかな』とか、『なんで学校行かなきゃいけないのかな』とか、『もっと遊んでたいな』とか、いろいろあると思うんですけれども勉強するにこしたことはないと思います。自分たちが与えられたこの学べるという環境は、世界でも実は結構稀だと思っている。さまざまな国に行かせてもらって、やはり世界は貧困、差別、分裂、断裂、さまざまあります。こうやって義務教育なるものがあって学校に行けるって環境は実はすごい恵まれている」。
 「なかなか知ることは難しいとは思うんですけれども。今回のこの『大絶滅展』を見て、ちょっと怖いなって思ってもらってもいいかなと思ってるんです。ちょっと怖いなと思っても、なんとか生き残っていかなきゃいけない、生き残るためにはどうすればいいのか、自分の大事な友達とか、お父さん、お母さんとか、大好きな家族とかと一緒に生きていくためにはどうすればいいのかな、やっぱ頑張んなきゃいけないんだなっていうと思ってくれたらいいなと思います」と伝えていた。
 生命が誕生してから40億年、地球上では幾度も生命の危機が訪れた。しかし生命は、危機を乗り越え、絶滅したグループに代わるグループが新たに繁栄することを繰り返すことで、多様に進化を遂げてきた。大量絶滅は生命の繁栄を促した現象だと捉えることもできる。特別展『大絶滅展-生命史のビッグファイブ』では、その中でも規模の大きかった5回の「大量絶滅」事変(通称「ビッグファイブ」)を、化石や岩石に残されたさまざまな証拠からひも解き、「生き物たち」の生存をかけた進化の歴史をたどる。
 11月1日から来年2月23日まで。
 
                    
 
                                            
 
                         
                        









