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SNSで見かけた女の子にひとめぼれした高2男子、メッセージを送ったら…11年後の姿に「素敵!」「ほっこりしました」

高校時代の2人。ディズニーデートを楽しむデコさん(右)&ブーさん(左)。その後…?


 ディズニーランドを楽しむ高校生カップル。その後、8年間の交際を経て結婚した2人の軌跡をまとめた動画に、「素敵!」「ほっこりしました」「2人とも可愛い〜」などの反響が寄せられた。幸せそうな写真の数々に秘められた2人の物語、そして難病と向き合いながら生きる今とは。投稿者でYouTubeチャンネル「デコアンドブーハウス」(@dekoandboo)を運営するデコさん(夫)とブーさん(妻)に話を聞いた。



【写真】彼のひとめぼれで始まった高校生カップル、11年後は…?



■夫「付き合えるなんて1ミリも思っていなかった」、妻「恋愛相談していました(笑)」



――17歳で交際をスタートし、8年間の交際期間を経て、ご結婚されたそうですね。まずはお2人の出会いについてうかがえますか?



【ブーさん】 当時、私とデコちゃんは学校が別だったので話したことがなく、SNSで繋がっているだけの間柄でした。ある時、彼がメッセージを送ってくれて話すようになったんですが、その頃の私は“恋多き女”でして…(笑)。告白してくださった方もいたので、デコちゃんにはその相談にのってもらっていたんです。



――最初は、特に意識はされていなかったんでしょうか。



【ブーさん】 相談しているうちに、好きになっていった感じですね。彼の真っ直ぐさに惹かれました。



――デコさんは、いつブーさんをお知りになったのですか?



【デコさん】 ブーちゃんの姿を初めて見たのは、彼女がSNSに投稿した写真でした。新潟の海に友だちと行った時のもので、あどけなさを残した、可愛らしい色白の女の子が海辺で遊んでいる姿を見て「なんだ、この可愛い子は!?」とびっくりしたのを鮮明に覚えています。いま思えば、あれは一目惚れでした。



――それで、メッセージを送ろうと思ったと。



【デコさん】 とはいえ、最初は付き合えるなんて1ミリも思っていなくて、友だちになれたらいいな〜くらいの軽い気持ちで声をかけたんです。「フォローありがとう」という他愛もない会話から始まり、お互いが好きだったディズニーやラーメン、音楽の話なんかで盛りあがって…ブーちゃんの恋の相談にものりました(笑)。



――どちらから告白して、関係が発展したのでしょうか?



【ブーさん】 好きだと意識したのは、私のほうが先だったと思います。私は好きになると黙っていられないタイプなので、デコちゃんに「顔は見たことないけど性格が好き!」と言って猛アタックしていました(笑)。



――ブーさんはその頃、まだデコさんの顔を見たことがなかったんですね。



【ブーさん】 実はそうなんです。デコちゃんはSNSに写真を載せるタイプではなかったので、私は顔を知りませんでした。初めて対面したのは、地元にある映画館に行ったときのこと。一緒にドラえもんの映画を観て、それから何回も会うようになり、彼から直接「付き合ってほしい」と告白を受けました。



■遠恋に不安になり号泣…夜中に自転車に乗って会いに来てくれた彼



――高校時代の思い出で、印象に残っているエピソードがあればお聞かせください。



【ブーさん】 進路について決めた時、私は地元での就職を、デコちゃんは埼玉に行くことを選びました。普段なかなか会えなかったので、夜はなるべく電話をしていたのですが、その時につい遠距離のことで泣いてしまって…。



――不安になりますよね。



【ブーさん】 そうしたらデコちゃんが、夜中にもかかわらず自転車に乗って会いに来てくれたんです。彼の家は厳しかったので、もちろん親には内緒。すごく嬉しかったですね。朝まで私の不安な気持ちを聞いてくれて、結局2人で大泣きしました(笑)。思い出はたくさんありますが、この時のことは特に心に残っています。



――まさに10代の胸キュンエピソード…!デコさんにとっても思い出深い出来事はありますか?



【デコさん】 当時、私は野球部に入っていてブーちゃんと会えるのは練習が休みの月曜日のみ。さらに我が家には、21〜22時までに帰宅しなくてはならないという厳しい門限もありました。だから、毎週月曜日は学校終わりから門限までの3時間、お互いの家で勉強や話をする。それが2人のルーティンだったんです。今は結婚したのでいつでも会える、一緒にいられる環境ですが、当時のたまにしか会えない…という限りある時間も懐かしく思います。



――10代は多感な時期のため、気持ちがすれ違ったり、ケンカをしたり、新たな出会いがあったりで、別れてしまうカップルも少なくありません。それらを乗り越えられたのは、どのようなことが大事だったと思いますか?



【ブーさん】 何か不安な気持ちがあったら、それが些細なことだったとしても話し合うようにしていたことが良かったのかもしれません。私たちは数えきれないくらいケンカもしましたが、そのままには絶対にせずに、仲直りできるまで何時間でも向き合ってきました。あと、デコちゃんの心がびっくりするくらい寛大というのもあります(笑)。どんなにケンカしたとしても、別れることや距離を置くことはしませんでした。



――なあなあにせず、しっかり向き合って結果なのですね。高校時代から一緒にいるお2人。お互いの“変わらない”と思うところ、“変わった”と思うところを教えてください。



【ブーさん】 変わらない部分は性格です。誰に対しても本当に優しくて、デコちゃんのことを嫌いな人はいないだろうなと思うくらい周りにも好かれます。反面、私にだけは性格の悪い部分も見せてくれたりするので、そこが変わったところですかね(笑)。初対面が「THE! 好青年」だったので、黒い部分もあるのを知って同じ人間なんだなって安心しました。



――デコさんはいかがでしたか?



【デコさん】 チャレンジ精神が旺盛というか、物怖じしないというか…。とても行動力のある部分は高校生の頃から変わっていなくて、彼女の素晴らしいところだと思っています。本当に高校生? 本当に同い年? と思うくらい肝が据わった男らしい性格も、昔から今まで変わらず私の支えになっています(笑)。



――素敵なご関係だと思います。



【デコさん】 ブーちゃんは人を寄せ付けない強気なイメージを持たれがちですが、本当にその通りの女性で、私はよく彼女のことを「猫のような人」と表します。昔は子猫みたいでしたが、今では「自分」という何があってもブレない強い芯を持った、勇ましい大人猫に変わりました(笑)。これが変わったところと言えるかはわかりませんが、私が優柔不断で心配性だからこそ、強くあろうとするブーちゃんをリスペクトしています。



――同級生夫婦の魅力はどんなところにあると感じていますか?



【ブーさん】 学生時代のまだ未熟な頃から一緒に過ごしているので、自然と「足りない部分は補い合えばいい」という考えができるところでしょうか。お互いのことをお互い以上に知り尽くしているので、心からの信頼があると思います。



■難病を抱えて生きる今、周囲に伝えたいことと2人の未来



――2024年1月、ブーさんが「赤芽球癆(せきがきゅうろう)」という指定難病であると分かり、病気と向き合いながら生きていくことになったお2人。そのことで、ご関係に何か変化はありましたか?



【ブーさん】 デコちゃんはもともと心配性で、些細なことでも気にかけてくれるタイプでしたが、私が病気だとわかってから、今まで以上に気遣ってくれるようになりました。病気のせいで具合が悪くなり救急車を呼んだことがあったのですが、その時も仕事を早退して駆けつけてくれて…。心配をかけてばかりで申し訳ないなあと思いつつ、その優しさにすごく救われています。



――側にいてくれることが、何よりの支えですね。



【ブーさん】 病気になり、改めてお互いがいることが当たり前じゃないと気付いたので、一緒に過ごせる時や2人でしかできないことを、前よりももっと大切にできるようになったと思います。



――難病を抱えて生きることとなったブーさん。周囲の方に伝えたい気持ちをお聞かせください。



【ブーさん】 「自分をもっと大切にしてほしい」という思いがとても強いですね。私は病気になる前、健康でいられることは当たり前だと思っていて、自分の体を大切にしてあげたことが無かったと思うんです。もちろん仕事やお金も大切なことですが、健康はお金で買うことはできません。病気になって仕事を失い、色々なことがどうでも良くなるくらい落ち込んで、投げやりになったこともありましたが、今ではそういう自分も肯定しています。健康でいられる時間は有限なので、ぜひ皆さんも大

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