
【映画】
MIYAVI、石原さとみの言葉に感謝「真っすぐでピュアな言葉こそが人の心を動かす」 日本人初のUNHCR親善大使として
俳優の石原さとみ、アーティストのMIYAVIが6日、都内で行われた国連UNHCR協会の『第20回難民映画祭』の開催を記念したオープニング上映イベントに登壇した。
【全身ショット】綺麗…青いバラを持って登場した石原さとみ&MIYAVI&紗栄子
日本人初のUNHCR親善大使として世界の難民支援の現場を訪問し、故郷を追われた人たちの声を届けるMIYAVI、特別ゲストとして石原が参加した。
上映される映画を観た石原は衝撃を受け、すぐさまUNHCRへ寄付を行ったという。「以前出演したドラマのせりふなんですけど、すごく印象に残ってるせりふがありまして。『人なんて皮を剥げば、ただの肉の塊だ』というせりふとても印象残っています。差別とか、分断とか、強く意識されるようになってきましたが、どんなに違いがあったとしても本質をたどればみんな同じ命であり、人なんだと私は思うんです」と強く語る。「人間はわからないものに対して避けようとする生き物。自分の子供には違いを恐れない、怖がらない視点を持ってほしいです。自然と外の世界とつながれる人になってほしいとすごく願っているんです。最近、今まで見えてこなかった線が見えるようになってしまっている。しゃべっても無駄だと思わずに、少しずつでも会話を続けていくことが見えてきてしまった線を消す力になるのかなと私は思うんです。明日からまた子供たちや家族と一緒に命の尊さ、人を人として見ることの大切さを伝えて語り合っていけたらなと思います」とメッセージを送った。
MIYAVIは「何よりも本当に真っすぐな言葉ありがとうございます」と感謝。「こういう場所に来られて、すごい強い言葉、真っすぐでピュアな言葉こそが人の心を動かすし、その言葉こそ、たくさんの人に伝わってほしいなと心から思う。自分も何も知らずに難民キャンプに行って帰ってきてテレビの取材とかした。知識とか経験とかじゃない。本当にどう思うか、どう感じるか。その熱量。石原さんの言葉を聞いて、その熱を感じた」と話した。最後は「今、日本では移民問題がすごく取り上げられています。すごくセンシティブな問題で、いろんな見方があると思います。日本としてどうあるべきかが問われている局面にあるとも思っています。他人を受け入れる強さを持つこと、それが本当の優しさでもあり、強さだと思います。日本にいて、海の向こうで起こっていることはなかなか知ることができないけど、こういった映画を通じて知ることができる。これはすごく大きな文化の力だと思います。国内国外いろんな問題がありますけど、こうやってあの力を合わせて支援のを広げていくことが大事だと思います。知ること、そして考えること、そこからアクションにつなげていければなと思う。引き続きよろしくお願いします」と言葉をつむいでいた。
『難民映画祭』は、2006年に日本初の「難民」に焦点をあてた映画祭としてスタートした。映像の力を通じて、難民となった人たちが困難を生き抜く力強さを伝え、日本社会で難民問題への理解と共感を広げることを目的に毎年開催している。これまでに世界各地から集めた270作品を上映し、のべ10万人以上が鑑賞している。今年はオープニング作品として『ハルツーム』が上映された。12月7日まで開催される。












