
【映画】
高畑淳子×橋爪功×三田佳子×小日向文世、映画『お終活3』公開へ 老いと向き合うヒント満載の感動作
「終活」をテーマにした“人生応援エンターテインメント”映画「お終活」シリーズ。その最終章となる第3弾『お終活3 幸春!人生メモリーズ』が、来年(2026年)5月29日より新宿ピカデリー(東京)ほか全国で公開される(配給:イオンエンターテイメント)。
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第1作『お終活 熟春! 人生、百年時代の過ごし方』(21年)では、親世代と子世代のすれ違いや家族の絆を描き、第2作『お終活 再春! 人生ラプソディ』(24年)では、青春時代の夢にもう一度挑戦し、希望を取り戻すヒロインの姿を描いた。
最新作では、大原真一(橋爪功)と千賀子(高畑淳子)夫妻の長女・亜矢(剛力彩芽)がついに婚約者・菅野涼太(水野勝)と結婚を決意する。しかし、結婚式を目前に控えたある日、亜矢が放った何気ない一言が、二人の間に深い亀裂を生んでしまい、その波紋は両家をも巻き込み、大波乱の展開へと発展する。果たして二人は無事に結婚できるのか――。
監督は、シリーズを一貫してけん引してきた香月秀之。軽妙なユーモアと温かな眼差しで人間ドラマをすくい上げ、時に観客を笑わせ、時に涙させる手腕は健在。最新の終活事情や介護に役立つ知識や実用的な情報が随所に盛り込みつつ、今回はとりわけ家族の絆を深く掘り下げる。観客に「人生をどう生きるか」という根源的な問いを投げかける。
キャスト陣は、大原家をはじめ、松下由樹、西村まさ彦、藤原紀香、石橋蓮司、藤吉久美子、LiLiCo、勝俣州和、袴田吉彦らレギュラー陣が再集結。さらに、三田佳子、小日向文世が、母・加藤豊子役と息子・加藤博役でゲスト出演する。
大原千賀子役の高畑は「千賀子さんは自分に似ているところがあり、毎回演じていて楽しいです。憧れの大先輩である三田佳子さんと、飄々(ひょうひょう)とした魅力の小日向文世さんとご一緒できて、幸せでした」とコメント。
真一役の橋爪も「三田佳子さんは以前にご一緒させていただいたことはあるけど、私からすると大女優で、憧れの人です」と語り、「いつもご一緒する際は緊張しますが、今回はあまり緊張しすぎずにできました」と共演を振り返った。
三田は「同い年の橋爪さんと久々にご一緒できたのがうれしくて、初日の現場であった時には思わず抱きついちゃったわ。息子役の小日向さんとは立て続けにご一緒したのでとても気心知れて、いい親子になりました」。
小日向は「今回のお話を頂いた時、橋爪さんの元部下役と聞いて即お受けしました。(共演シーンでの)シチュエーションがなんともワクワクして嬉しかったです。避けて通れない老後の生活、心に染みる作品です」と語っている。
亜矢役の剛力は「戻ってまいりました!大原家!うれしいっ!またこうして大好きな橋爪さんと高畑さんの娘役をやらせていただけたこと何よりも幸せでした」とシリーズが3作目まで続いた喜びを語った。
葬祭ディレクター・桃井役の松下は「役を通して勉強になることばかりです。今回は悔いなく生きるために縁起でもない事と捉えずに周りの人に自分の意思を伝えておく、聞いておく、“人生会議”の大事さなど、桃井の役は常に役に立つパートを担っています」と、思い入れもひとしおだ。
亜矢の婚約者・涼太役の水野は「同じ役を今も演じられた喜びを感じております。これは、劇場に足を運んで下さった皆様、そして公開されてもなおこの作品を愛して下さる皆様のおかげです」と、感謝を述べた。
咲江役の藤吉は「またまたパワーアップした『お終活3』にワクワクが止まりません」、と語り、理佳子役のLiLiCoは「『お終活』シリーズは、年齢を重ねて行くからこそ感じる気持ちをたくさん取り上げていて、『こんなことをやれば少し楽になるのでは…?』へのヒントが劇中に散りばめられていて参考になります」とその魅力を伝える。
また、牧師役で彦摩呂も初参加。「シリーズの大ファンで、今回参加させていただき、夢のようです。素晴らしいキャストの皆様から滲み出る人としての面白さ切なさ寂しさ優しさ。人生って捨てたもんじゃないなと実感します。まさに!笑いと幸せの宝石箱や〜」と喜びを語る。
佐伯役の勝俣は「三田佳子さんと橋爪功さんとのシーンはお芝居をしているという感覚がありませんでした。人と人が出会って心と心を重ねあう素敵な日常でした。香月監督の作品は心があたたかくなります」と撮影を振り返った。
菅野敬一役の西村は「今回も高畑さん、橋爪さん、石橋さんという素晴らしい先輩方とご一緒でき、そのお力を間近に感じながら演じることができました。あらためて役者として背筋が伸びる思いがしました」と再共演を喜んだ。
亜矢の兄である大原英男役の袴田は「兄の役、状況が随分変わってきているので、楽しんで観ていただければと思います」と語った。
山田一夫役の石橋は「出演している役者さんたちのドキュメンタリーです。役作りをしていない役者さんたちのチャーミングな姿をお楽しみ下さい」とメッセージを寄せた。
カオリ役の藤原紀香は「『お終活』シリーズは、笑いも涙も、そして学びもある“人生のフルコース”のような作品です。脚本を読むたびに胸が熱くなりますが、特に今回は“記憶を人と共有すること”の尊さを深く感じました」とその魅力を語っている。












