
【映画】
齊藤京子主演『恋愛裁判』【ハピ☆ファン】握手会シーンも――アイドルの光と影を捉えた場面写真16点解禁
アイドルの恋愛禁止をめぐる現実に切り込んだ映画『恋愛裁判』(2026年1月23日公開)から、劇中の場面写真16点が解禁された。人気アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンターとして活動する主人公・山岡真衣を演じる齊藤京子(元・日向坂46)の表情や、彼女を取り巻く人々の姿が収められている。
【画像】握手会やステージ写真など残り15点
写真には、ステージ上で笑顔を向ける真衣のアイドルとしての輝きに加え、握手会でファンと向き合う真摯(しんし)な眼差し、仲間を気遣う穏やかな表情など、真衣の多面的な姿が映る。
一方で、中学時代の同級生・間山敬(倉悠貴)と寄り添う様子や、雨に濡れ物思いに沈む姿、鏡に向かい不安を抱えるようなショットもあり、ひとりの女性としての揺らぎも感じさせる。
さらには、真衣の所属事務所チーフマネージャー・矢吹早耶(唐田えりか)や、「恋愛禁止ルール」の契約条項に反した真衣に対し訴えを起こす所属事務所の社長・吉田光一(津田健次郎)といった彼女を取り巻く人々の姿も。アイドルの「職業」と「個人」の間に生じる葛藤がにじみ、真衣の行く末に注目が集まる。
日本の現代社会においてアイドルは、華やかな魅力で時に大きな熱狂を生み出す存在でありながら、その裏側で人間としての本能や感情をルールで縛られる矛盾を抱えている。本作はアイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のセンター山岡真衣(齊藤)が、「恋愛禁止ルール」を破ったことで裁判にかけられる物語を通じて、煌びやかなアイドル業界の裏側に潜む孤独や犠牲、そして個人が自己を取り戻すための闘いを、痛切なリアリティと繊細な人間描写で描き出す。
恋愛というごく自然な人間の感情が、なぜ「罪」として裁かれるのか――本作は、実際の「元アイドルに対する損害賠償命令」裁判に着想を得て制作された。監督・企画は『淵に立つ』でカンヌ国際映画祭ある視点部門審査員賞を受賞し、『LOVE LIFE』でも高い評価を得た深田晃司。自ら企画・脚本(共同)を手掛け、約10年にわたる構想を経て完成させた。
なお、劇中アイドルグループ「ハッピー☆ファンファーレ」のメンバーは、センターの齊藤に加えて、仲村悠菜(私立恵比寿中学)、小川未祐、今村美月(元STU48)、桜ひなの(いぎなり東北産)ら、実在のアイドル経験者が参加。楽曲・劇伴音楽はagehasprings、音楽プロデューサーは玉井健二、振付は竹中夏海が担当するなど、現実のアイドル文化に近い制作体制が敷かれている。












