【エンタメ総合】
日テレ・菅谷大介アナの急逝に悲しみ広がる 森圭介、藤井貴彦、水卜麻美らが真面目でやさしい人柄偲ぶ

菅谷大介アナウンサー (C)日本テレビ


 日本テレビは10日、同局の菅谷大介アナが8日、消化管からの出血のため死去したと発表した。53歳だった。3年前の7月、オードリー・若林正恭と水卜麻美アナによる『午前0時の森』に出演した際には、自虐を交えて自身に人望がないと明るく話していた菅谷アナだが、突然の訃報に、悲しみの声が広がっている。



【動画】3年前には…人望がないと自虐していた菅谷大介アナ



 菅谷アナは1971年11月生まれ、千葉県出身。97年に同局に入社し、同年7月の『スーパーJOCKEY』が初のレギュラー番組となった。その後はバラエティー番組、スポーツ中継、情報番組などで活躍した。22年8月にすい臓がんを公表。21年11月「箱根駅伝」の準備を兼ねて人間ドックを受けたところ、すい臓がんが見つかり、抗がん剤治療、腹腔鏡手術などを受けたことを明かしていた。



 10日放送の同局系ニュース番組『news every.』(月~金 後3:50~後7:00)では、菅谷アナの功績を振り返るVTRを放映。菅谷アナがスポーツ実況を務めた名場面を振り返ったほか、すい臓がんの闘病を語るシーンなどが放送された。



 VTR後、森圭介アナは「後輩の私が言うのもなんですが、本当に真面目な方でした。スポーツやニュースはもちろんなんですけれども、バラエティー番組に対しても、『どうやったら面白いかな』って相談受けることもありました」と思い出を振り返った。最後には「真面目で優しくてチャーミングな菅谷さんの声が聞けないのは本当に寂しいです。菅谷さん、ゆっくり休んでください」と目に涙を浮かべながら感謝を伝えた。



 『news zero』(月~木 後11:00/金曜 後11:30)でも、櫻井翔(嵐)や藤井貴彦アナが追悼の言葉を贈った。櫻井は過去の共演を振り返り「一緒にエアギターをやったんですが、一切手を抜かず、全力で一緒にふざけてくれる姿に当時驚いて感動したのを覚えてます」と菅谷アナの人柄に触れ、「声色はもちろん、その壁なく柔らかく微笑んでくれる表情がすぐに思い出されます」と突然の別れを惜しんだ。



 藤井アナは「一生懸命頑張る真面目な後輩でした。優しくて声が良くて、気を使うやつで、褒められることになれてなくて、少し褒めただけじゃ信用してくれなくて…」とコメント。「仕事が丁寧で、心から信頼できるやつでした。またこの辺りにいそうです。今褒めてるんですけど、信じてもらえるでしょうか。もう少し菅谷のことを思い出して、たくさんの感謝を伝えようと思います。どうぞ安らかに」と目を真っ赤にしながら、言葉を振り絞った。



 菅谷アナと同期の馬場典子アナも、所属事務所を通じて「アナウンサー同期5人の中でただ1人3歳年上だったすがっちは、いつも私たちより一歩先を見て、一歩ほど引いて見守ってくれていました」とコメント。「アナウンサーという仕事は、人生経験を重ねたからこそ分かる痛みがあり、喜びがあり、表現できることがある。すがっちだからこそ伝えられることがこれからまだまだある中で、それを楽しみにしていた同期として一視聴者として、とても悔しく寂しい気持ちです」と呼びかけた。



 訃報から一夜明けた、11日放送のニュース番組『ZIP!』(月~金 前5:50)で、水卜麻美アナが涙ながらに菅谷アナとの思い出を語った。「数日前に、当たり前のように、いつも通り菅谷さんがアナウンス部にいて、いつも通り、おはようございます、って言って。『ZIP!の街録おもしろかったね』なんて声をかけられて」と切り出すと、菅谷アナとの思い出を回顧。目頭をおさえ「ああ…ごめんなさい、絶対泣かないと思ってたのに」と言いなががら、「私が休みの日にしていたしょうもない旅行の話を、菅谷さんがすごく聞き上手なので、『うん、うん、良かったね』って聞いてくれていた。それが最後の話になると思ってなかったので」と突然の別れを惜しんだ。



 続けて菅谷アナについて「いつも褒めてくれてて、謙虚な人」と振り返り、「温かい言葉を添えてくれる先輩でした」と紹介。そして「体調を崩してからは、特に後輩に『体調気をつけて』ってずっと言っていたので。今見てくださっている皆さんも今回のこのニュースを見て身体に気をつけてもらえたら菅谷先輩は喜ぶと思うので、一つのきっかけになれば良いなと思います」と伝え「菅谷アナウンサーにはゆっくり休んでもらいたいと思います」と感謝の思いを伝えていた。



 プロレス界からも追悼が相次いで寄せられ、菅谷アナががん公表時に相談していた小橋建太は、自身のXでツーショットを添えて「菅谷くん……「俺たちが癌に負けずに頑張る姿を皆さんが見て、元気になってもらおう!!」と3年前に話をしました。 菅谷アナウンサーは、“癌に立ち向かう姿”“勇気”“覚悟”を見せてくれました。 心よりご冥福をお祈りします」と記した。



 『午前0時の森』で「慕われていない」と自虐をしていた菅谷アナだが、こうして悲しみの声が広がっている状況をどのように眺めているだろう。

関連記事


最近の記事

茨城の求人情報

https://cpt.geniee.jp/hb/v1/207318/39/instbody.min.js"