
【映画】
堺雅人、自転車を全力でこぎすぎて壊す チェーンが外れる「自転車が耐えきれなかった」
俳優の堺雅人(52)、井川遥(49)、坂元愛登(16)、一色香澄(15)が14日、都内で行われた映画『平場の月』の公開初日舞台あいさつに登壇した。
【集合ショット】楽しそう…!笑顔で手を降る 堺雅人&井川遥ら豪華出演陣
堺が演じるのは、妻と別れ、地元に戻り印刷会社に再就職し、慎ましく、平穏に生活する、そんなどこにでもいるような主人公・青砥健将。井川は、青砥が中学生時代に想いを寄せていた須藤葉子を演じる。坂元は青砥、一色は須藤の中学生時代を務めた。
青砥と須藤の2人のシーンが物語の重要な場面で出てくる。安全に配慮した上での撮影で、若手チームは緊張しながらも甘酸っぱいエピソードを披露。一方の堺は「僕達は『ひゃっほーい』ってやってました(笑)。無邪気な井川の姿を今でも思い出します。とても楽しかったので、こっちもワクワクしちゃって、楽しくなっちゃいました」と笑顔。井川も「私は後に乗って、ちょっと堺さんに意地悪するぐらいで(笑)。ひょいと降りてみたり」といたずらっぽく話し、堺は「本当にあと何テイクかやったらバク転で降りるんじゃないかというぐらい楽しんでおりました」としていた。ただ、土井裕泰監督は「あの時、堺さんは本当に少年の顔になってます」と暴露していた。
1人で自転車に乗るシーンの秘話も。「一人で乗った時は走らせすぎて、チェーンが外れて壊れちゃった。しばらく復旧に時間がかった」と明かした。須藤の元へ急いでいくシーンの撮影でのできごとだそうで「あそこは思いっきりこぎたいシーンだった。結構スピードが出たんです。自分でもびっくりするぐらいのスピードが出たんですけど自転車が耐えきれなかった」と裏話を披露していた。
『半沢直樹』(13年、20年)、『真田丸』(16年)、『VIVANT』(23年)と、その年を代表する連続ドラマで主演を務めてきた堺だが、映画では『DESTINY 鎌倉ものがたり』(17年)以来8年ぶりの主演作となる。
本作は、2018年に刊行された朝倉かすみ氏による同名小説(光文社)の映画化。男女の心の機微を繊細に描き、各紙書評にて絶賛され、第32回山本周五郎賞を受賞し、第161回直木賞にノミネートされた。35年ぶりに再会した中学時代の同級生同士。お互い独り身となり、さまざまな人生経験を積んだ2人が意気投合し、中学生以来、離れていた35年のときを埋め、心を通わせていくストーリーは「こんな“大人の恋愛小説”は読んだことがない!」と多くの話題を呼び、発売当初から映像化権のオファーが30社以上にのぼり、満を持して映画化される運びとなった。












