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山下美月、乃木坂46卒業後初の単独主演舞台 “本屋大賞”『成瀬は天下を取りにいく』舞台化【コメントあり】
俳優の山下美月が、2026年7月に東京・京都・滋賀で上演される舞台『成瀬は天下を取りにいく』で主演を務める。14日に発表された。
【画像】舞台『成瀬は天下を取りにいく』チラシ
舞台は、2024年の「本屋大賞」はじめ数多くの文学賞を受賞した宮島未奈氏のデビュー作『成瀬は天下を取りにいく』(新潮文庫刊)と続編『成瀬は信じた道をいく』(新潮社刊)を原作に構成される。シリーズ累計発行部数160万部を突破する大人気作は、周囲におもねることなく自由に生きる成瀬あかりの姿や、成瀬に影響を受けて新しい生き方を見つけていく人々の姿を生き生きと描き、滋賀県大津市を舞台にした新たな青春小説。
25年9月に朗読劇が行われ、このたび、舞台上演が決定した。来年7月に東京・サンシャイン劇場、京都・南座、さらに作品の舞台である滋賀・大津市民会館で上演される。
“かつてない最高の主人公”・成瀬あかり役を俳優・モデルの山下が務める。16年に乃木坂463期生としてデビュー。歌手活動にとどまらず、ドラマや映画など映像作品でも抜群の存在感を発揮。18年からはファッション誌「CanCam」の専属モデルとしても活動。24年に乃木坂46卒業後も多彩な活躍をみせる。そんな山下にとって、乃木坂46卒業後初の単独主演舞台となる。また成瀬あかりの幼馴染・島崎みゆき役には、俳優の藤野涼子。
脚本・演出には、大劇場のストレートプレイから小劇場作品、ミュージカルや歌舞伎の舞台でも活躍をみせるG2氏。漫画を原作とした『ガラスの仮面』や新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』、『ミュージカル SPY×FAMILY』、英文学の金字塔『嵐が丘』、ベストセラー小説『有頂天家族』の舞台化など舞台上演が困難な長編作品を手掛けてきた。
【コメント】
■山下美月
2025年夏、吉報が舞い込んでまいりました。「舞台版・成瀬は天下を取りにいくの、主演をやりませんか?」本屋大賞を受賞した本作はどの書店でもその存在感を惜しみなく放っており、表紙に写る少女の凛とした横顔を、幾度となく目にしていました。"天才"とは真反対の位置にいる自分が、果たして成瀬あかりに辿り着けるのだろうか?大人になっても挑戦ができる!新しい青春がここから始まろうとしています。人生が少しつまらなく感じている方へ。自分の道を見失ってしまった方へ。それでも、毎日を優しく生きたいと願う全ての方へ。そんな人々に光を灯せるステージを作りたいです。一先ず、今夏からけん玉の練習を始め3ヶ月。ようやく「もしもし亀よ」ができるようになりました。センスのなさに絶望しながらも、天下への道のりはまだまだ遠い…!
2026年夏、劇場でお待ちしております。
■藤野涼子
成瀬の突拍子もない言動に驚かされつつも、彼女と関わることで新しい生き方を見つけていく島崎たちの姿に引かれました。最強無敵に見える成瀬自身も周りから影響を受けながら成長していく姿が描かれていて、引きつけられてアッいう間に原作を読み終えていました。枠にとらわれず自分の信じた道を進む成瀬の姿を、島崎として、そして個性豊かな登場人物とともに「成瀬あかり史」を見届けていきたいと思います。島崎として成瀬を1番近くで応援できるのが、楽しみです!!!
■G2
周囲がどうであろうと、人にどう思われようと、堂々と我が道を行く成瀬あかり。その行動は強烈で痛快なのに、ラストにはじわりと湧いてくる静かな感動。今の日本の「生きにくさ」の真っ只中にあって、我が道を行く成瀬と、我が道を行くことができない他の登場人物たちの交流、その悲喜こもごもの心情がおもしろい。まさに生身の人間がぶつかりあう演劇にぴったりの原作。稽古を前にワクワクしかありません。ぜひ生の感動を体感してください。












