【エンタメ総合】
多部未華子“壮絶DV描写”へのこだわり 被害者役を熱演「痛々しいシーンができた」

被害者役を熱演した多部未華子 (C)ORICON NewS inc.


 俳優の多部未華子が17日、都内で行われたWOWOW『連続ドラマW シャドウワーク』(11月23日午後10時より放送・配信スタート)の完成報告会に出席した。



【動画】「本当にこういう目に遭っている方が…」夫からのDVに苦しむ役への思いを明かす多部未華子



 本作は、江戸川乱歩賞作家・佐野広実による同名小説が原作。DV被害を受けた女性たちが江ノ島のシェアハウスで“生き直す”姿と、房総で起きた女性の不審死を追う刑事コンビの視点が交錯する、ヒューマン・ミステリーだ。



 主人公・紀子(のりこ)を演じる多部未華子のほか、シェアハウスを運営する昭江役に寺島しのぶ、シェアハウスの住人たちをトリンドル玲奈、上原実矩、須藤理彩らが演じる。被害者たちをシェアハウスへ導く看護師・路子役に石田ひかり。一方で、館山で発見された女性の変死事件を追うのが、もう一人の主人公ともいえる刑事・北川薫役に桜井ユキ、後輩刑事・荒木役に川西拓実(JO1)。やがて“シェアハウス”と“捜査線上の事件”は思わぬ形でつながり、物語は女性たちの“究極の選択”へと向かっていく。



 夫から長年にわたり暴力を受け、自己喪失に追い込まれた専業主婦の紀子を演じた多部は「本当にこういう目に遭っている方がいるのかなと、はじめは信じられませんでした。台本を読んでもそんなことはあるのかなという気持ちになったけど、紀子の強い意志は大事にしたまま、日々の撮影に参加していました」と撮影当時を回想。



 続けて「DVのシーンも回を重ねると出てきます」と切り出すと「こんなことを言ったら不謹慎かもしれませんが、どういう風に演じたら痛々しく見えるかを、スタッフのみなさんとたくさん話し合いました。壮絶な思いをしたということが描かれないと、その後の展開につながっていかない」と語り、「痛々しいシーンができたのかなと思っています」と確かな手応えをにじませた。



 「演じる部分では、とても苦しいなという葛藤もありました」と素直な胸の内を明かした多部だが、この日の会見にも同席した桜井ユキ、川西拓実(JO1)、石田ひかり、寺島しのぶら豪華キャスト陣との共演は「とても楽しく、和気あいあいとした時間を過ごさせていただきました」と充実感たっぷりに振り返っていた。



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