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パク・ボヨン、『ゴールドランド』で新境地「これまでとは少し違う一面を」 キム・ソンチョルも「成熟している」と絶賛

『ゴールドランド』主演のパク・ボヨン=「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」にて(C)2025 Disney and its related entities


■「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」



 動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で2026年上期に配信予定のオリジナルドラマ『ゴールドランド』より、キム・ソンフン監督をはじめ、主演のパク・ボヨン、キム・ソンチョル、イ・ヒョヌクが登壇し、作品の魅力や制作の裏側について語った。



【画像】『ゴールドランド』そのほかの写真



 本作は、密輸組織が隠し持っていた金塊を偶然手にした空港保安検査員ヒジュが、次第にその金塊を自分のものにしようと“欲望”にのまれていく姿を描く物語。やがて、彼女を取り巻くさまざまな人間たちもまた、それぞれの思惑を抱えながら金塊に群がり、欲望と裏切りが交錯する混沌とした争いが展開されていく。



 まず、キム・ソンフン監督は、本作のコンセプトを次のように語った。「“人間の欲望”とはどれほど大きなものなのか、そしてそれを私たちはどう扱えるのか。この普遍的なテーマに真正面から向き合ってみたいと思いました。欲望を通して、人間性そのものに迫る作品です」



 主人公ヒジュを演じるパク・ボヨンは、自身の役柄についてこう語った。



 「これまでとは少し違う一面をお見せできると思います。今回の役では、逃げ回ったり、影のように行動したりする場面が多いんです。偶然手にした金塊は、もともと望んでいたものではなかったので“自分のものではない”と思っていたのですが、人間ってやっぱり欲が出てくるんですよね。“持っていてもいいのでは?”と欲望にのみ込まれていく。その変化に注目していただきたいです」と、今回の役どころがこれまでと大きく異なる点を強調した。



 ヒジュに接近する貸金業者組織のメンバー・ウギ役を演じたキム・ソンチョルは、「ウギは、偶然手にした金塊を抱え、追われながらも生き延びようとする男です。極限状況の中で見せる姿に魅力を感じました。そして“金塊を守りたい”という欲望が自分の中にもあると感じたことで、この役に挑戦したいと思いました」と話した。



 一方、イ・ヒョヌクは、ヒジュの恋人で副操縦士イ・ドギョンを演じる。「ドギョンも金塊を前にして“どんな選択をするか”が問われるキャラクターです。人間が本来持っている根源的な欲望に向き合う役柄に惹かれました。そしてこの作品は、視聴者にも“自分だったらどうするか?”という問いを投げかけるような内容だと思います」と語った。



 会場の記者から「もし1500億ウォン相当の金塊が手に入ったらどうするか?」という質問も投げかけられた。



 パク・ボヨンは「現実味がなさすぎて想像できないけれど、秘密にして余裕を持って働きたい」と笑顔で回答。キム・ソンチョルは「僕は“タダ”でもらうのが苦手なので、良いことに使いたいですね」と答え、パク・ボヨンが「全額?」と目を丸くして驚いた様子を見せると、「10%くらいは自分のために使ってもいいかな」と笑った。イ・ヒョヌクは「一気に建物を買ったりすると目立つので、(お金持ちになったことが)ばれないように少しずつ使いたい」と述べ、個性豊かな回答に会場は和やかな雰囲気に包まれた。



 さらに、キム監督が「まずはこの作品に力を注いでくれた俳優たちに、おいしいご飯をごちそうしてあげたい」と答えると、さかずキム・ソンチョルが「今でもいいんですよ」とにやり。4人で笑いあう姿に、ドラマの撮影現場の和気あいあいとした雰囲気が伺えた。



 また、本作について登壇者たちは口を揃えて「本作には明確なヴィランはいない」と語った。パク・ボヨンは「登場人物たちは皆、それぞれの葛藤や選択の中で苦しんでいます。善か悪かという構図ではなく、誰にでも起こりうる“ジレンマ”を描いた物語です。だからこそ、視聴者の皆さんにも“自分だったらどうするか”と問いかけるものになっていると思います」と説明。キム監督も「これは“誰かの話”ではなく“私たちの話”だと受け止めてほしい」と語った。



 お互いの印象について尋ねられると、キム・ソンチョルは「パク・ボヨンさんはかわいらしい印象だったけれど、思っていた以上に大人っぽく、真剣で、成熟していたことに驚きました」と話した。さらに、「ウギとしてヒジュを見る中で、本当にヒジュがそこに“存在”しているように感じました。現場でのやり取りもリアルで、時には傷つくこともありました(笑)」と、彼女の演技力も称賛。



 パク・ボヨンは「お二人と初めて共演しましたが、回を重ねるごとにキャラクターとの一体感が生まれて、今ではウギとドギョンがそのままそこにいるような感覚です。新たな魅力を二倍感じられました」と笑顔で語った。



 イベントの最後、韓国コンテンツの魅力についての質問にキム・ソンフン監督はこう答えた。



 「長い時間をかけて、先輩俳優たちから今の若い世代まで、皆が真剣に努力を重ねてきました。その積み重ねが“韓国作品”の深みとなり、世界中から愛される理由になっていると信じています。その魅力をさらに長く、大きく育てていけるよう、私たちも全力で取り組んでいきたいと思います」



 「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」は、11月13日に香港ディズニーランドホテルで開催。ウォルト・ディズニー・カンパニー・アジア・パシフィックが主催し、14の国と地域から約400人のメディア関係者が参加。アジア太平洋地域を中心に今後配信予定の注目作を一挙に紹介する大規模な発表会となった。



 韓国コンテンツのステージでは、今秋から2026年に配信を控える『捏造された都市』『メイド・イン・コリア』『ゴールドランド』『殺し屋たちの店』シーズン2、『再婚承認を要求します』から主要キャスト&監督らがステージに登場。新たなリアリティショー『占い師たちの運命バトル』(2026年上期独占配信)、スジ×キム・ソンホ共演のドラマ『幻惑の恋』(2026年下期独占配信)、IU×ビョン・ウソク共演のドラマ『パーフェクト・クラウン(原題)』(2026年上期独占配信)が新たに解禁となった。

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