
【エンタメ総合】
ナイナイ『めちゃイケ』復活に期待 岡村は久々のオファーシリーズで“体の衰え”実感
お笑いコンビ・ナインティナイン(岡村隆史、矢部浩之)が19日、都内で行われたFOD『めちゃ×2メチャってるッ!~Let’s Do MECHA again!』(第1部:全5話、第2部:全7話)の取材会に出席。ひさびさとなった「めちゃ」への思いを打ち明けた。
【写真】取材直前に出演していた『ノンストップ!』ポーズを披露する岡村隆史
『めちゃイケ』終了から6年。名物の「岡村オファーシリーズ」が再び始動したが、今回は最長となる484日、足かけ3年におよぶ超大作となった。53歳になった「青ジャージ」岡村が、撮影初日でアキレス腱を断裂し、そこから必死のパッチで奇跡の復活。その後LAPONEエンタテインメントから7年ぶりのオファーを受け、2025年2月2日に東京ドームで行われた「LAPOSTA 2025」の舞台に、54歳で立つまでを描く。
『めちゃイケ』総監督の片岡飛鳥氏との対面もひさびさとなったが、矢部は「ちょっと老けはったなって(笑)。ホンマに『めちゃイケ』最終回から一切会ってなかったので。ちょっと痩せたかなとか、最初の第一印象はそうでした(笑)。その前にLINEでやり取りがあるので、まぁまぁ動き出すぞっていうことだなという理解ではありました。僕は…なんかすごい個室のある、秘密の居酒屋というか。高級レストランの個室で話しました。飛鳥さんが照れていましたかね。まったく無駄話を1~2時間していました(笑)。近況とか、そんな感じですね。お酒も飲みながら。ちょっとお酒で、ほろ酔いになってきてしゃべりだした」と回顧。
岡村も「(対面したシチュエーションは矢部と)同じような感じなんですけど『やるんでしょう?』っていう感じでした(笑)。やるんやったら、やるって言ってほしいなっていう瞬間があって。何もなかったところから、急に飛鳥さんとやり取りするようになったので、こっちから聞かないですけど『(めちゃを)やるんでしょう』っていう。それから、向こうから『やれるのか』みたいなことも言われたので『いや、やりますよ!』っていうお話をさせていただいた(笑)。何やるかわからない中、大変なことが始まるんだろうなっていう感じでした。『やります』って言われたらやるというのが、それがめちゃイケスタイルというか、そんな感じですので。片岡飛鳥が、6年間何を感じて、どういう風に思ってやろうと思ったのか、それは知りませんが、自らシュウ活という形でめちゃイケを終わらせた、それをまたやりましょうって言った。何かしら整理がついたのか、そういうことなんだろうな」と振り返った。
これまでのオファーシリーズとの違いについては、矢部が「撮り出したら、自分はなつかしさを感じました。変わったところは、年月が今までにないくらい空いているので。相方もできるかどうか、自分もできるかなっていうところがありました。(めちゃイケの時と)同じように相方の練習見られるかなとか、僕は僕であったと思う。飛鳥さんにそれも伝えたら『今の矢部(の反応)でいいよ』って言ってくれました」とコメント。
岡村も「(カメラが)回り出してすぐは、何も変わらなかったんですけど、変わっていたのは僕の体だけでした(苦笑)。今までストレッチもせずにやってきたので。ストレッチなんかいらんという考えのもとやっていたら、初日でアキレス腱を切ってしまうという。現場は変わらなかった、気持ちも変わらなかったですけど、僕の体が衰えていた。ただ、初日で飛鳥さんもやる気満々できていたもんですから。もともとオファーシリーズ初日は多めにやるんですけど、それでもいつもより多めにやらせたなオレにっていうのがあったので、そういう意味では飛鳥さんにも責任を感じてほしいなと」と笑いを交えて呼びかけ。
続けて「結婚したので、昔は自主練とか家でいつまででもできたんですが、家帰ったら、あの…いてはるのでね」と言い淀むと、矢部からすかさず「結婚したからな(笑)!」とツッコミが飛んだ。岡村は笑みを浮かべつつ「家で練習することができないので。その辺のスケジュールなどは、まめに考えていただきたいっていう。家ではちょっと練習できませんので、稽古場の確保はお願いしますっていう。でも、体が一番変わっていた」と明かした。
今後についての話題にもなり、岡村が「いろんな人にも待ってもらったと思いますし。3年かかるとは思っていなくて。普通にいけば、バッといくものが。とりあえず、こうやって配信させていただいていますけど、じゃあこの後どうするのって。どうするんですかね」とニヤリ。「『めちゃイケ』のようなものやりました、3年かかって配信しました、それでいいのかなって。これはひとつのきっかけじゃないんですかって思っているんですけど『はて?』ということですよね。『めちゃイケ』のようなものっていうのであれば、1回で終わらせていいのか。これから先、どうするのかなって。この先のことを。ここからまた、6年くらい休むのか。そうしたら、もう61歳とか62歳ですから、それでダンスはもう知らんで…と(笑)。誰が声をかけてくださるのか。きっかけを配信させていただいたので。せっかくやったらっていう思いが」と期待を寄せた。
これに矢部も乗っかり「(今作には出ていない)『めちゃイケ』メンバーまだいますからね(笑)。ネットニュースで『よゐこが仲悪い』って聞きましたけど、ホントかどうか知らないですけど」とにっこり。岡村が「吉本じゃない人がいる、松竹じゃない人がいる、カナダにいる人もいてはる」と続けると、矢部も「本来やめるべき人が、まだ吉本にいる」と笑わせ、岡村が「これもまた『めちゃイケ』が面白いところで…」と声を弾ませていた。












