【エンタメ総合】
相手の心を動かす方法、『非効率思考』著者が解説「ストーリーで伝えるために、ストーリーで聞く」

ワークショップを行った『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』(講談社)著者・黒田剛氏


 効率重視が注目されるなか、“非効率”に着目した『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』(講談社)の著者・黒田剛氏が、長野県軽井沢のキャンプ場・ライジングフィールド軽井沢で開催された「軽井沢ラーニングフェスティバル」に登場。相手の心を動かすコツを伝えるワークショップを開催した。



【画像】“掟破り”な手法を伝えた『非効率思考 相手の心を動かす最高の伝え方』



 黒田氏の仕事は“書籍PR”。これまで、「理科ダマン」シリーズ、「妻のトリセツ」シリーズ、『続 窓ぎわのトットちゃん』など、数々の本のPRを手掛けてきた。黒田氏のPR手法は、一斉メールは送らない、本の著者の取材にはすべて立ち会う、メディア担当者の「お困りごと(必要なネタ)」を聞き出すなど非効率そのものだが、それがヒットにつながっているという。



 同ワークショップでは、「非効率だからこそうまくいく!」黒田式・コミュニケーション術を体験できる内容。「AI時代の自分の“居場所”のつくり方~相手の心を動かすコミュニケーション術」をテーマに開催された。



 はじめに黒田氏が参加者に共有したのは、自身が仕事で活用してきた「ストーリーで伝えるために、ストーリーで聞く」というコミュニケーションスキルだった。相手の「現在の肩書や成果」ではなく、「過去・原点・人生のストーリー」を「なぜ?」という問いで引き出し、興味・共感・紹介のしやすさにつなげる。



 体験したのは、普段はコンサル、営業、サービス業、メーカーの開発など、さまざまな業界で働く人たち。参加者は「今まで苦手だった初対面の人とのやり取りが、なんと豊かなつながりになるんだと、感動しました」「たった5分とか10分の間に、『おお、この人にはこんなストーリーがあるんだ』と相手が立体的に見えてきました」と感想を述べた。



 AIが進化し、タイパ・コスパが求められる時代だからこそ、相手の心を深く動かすのは、ネット検索では見つからない目の前の相手の話をストーリーで聞き出し「点と点を線でつなげる」作業であると呼びかけた。

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