【エンタメ総合】
『ストレンジャー・シングス』2000人のファン熱狂 キャスト&ダファー兄弟“完結への思い”を語る

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の主要キャストと製作総指揮・監督・脚本を務めるダファー兄弟が来日=「ファンフェスタ~One Last Adventure~」


 Netflixの人気ドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』の主要キャストと製作総指揮・監督・脚本を務めるダファー兄弟が来日し、22日に都内で開催された「ファンフェスタ~One Last Adventure~」に登壇。集まった約2000人のファンの前で、日本滞在の感想、作品制作の裏側、そして完結に向かう最終シーズンへの思いを語った。



【動画】『ストレンジャー・シングス』4人組が10年間の絆と作品のテーマを語る「友情・愛情を学び、居場所のない人たちに声を与えられる作品」 



 登壇したのは、マイク役のフィン・ヴォルフハルト、ダスティン役のゲイテン・マタラッツォ、ルーカス役のケイレブ・マクラフリン、ウィル役のノア・シュナップ、そして本シリーズの企画・脚本・監督を務めるダファー・ブラザーズ(マット・ダファー&ロス・ダファー)。



 フィンは「来てくれてありがとう。会場の雰囲気も、みんなのファッションも素晴らしい」と笑顔を見せ、ロス・ダファーは「本当にありがとうございます」とファンに感謝した。



 堂本剛がプロデュースしたコラボスカジャンを着て登場したマット・ダファーは「昨夜、素晴らしい寿司を食べた」と話し、生ものが苦手だというケイレブも「挑戦してみたらおいしかった」と振り返った。ロスは「取材続きで自由時間は少ないが、寿司もショッピングも楽しんだ」とし、マットがスタジオジブリのグッズを大量に購入していたことを明かし、会場を沸かせた。



 プライベートでも何度か遊びに来るほどの日本好きで知られるフィンは「日本のブランドの服が好きで、古着店もよく回る。下北沢は特にお気に入り。ラーメンも毎日食べたくなるほど好き」と語るなど、日本のファッション、食文化への愛着を示した。



 ダファー兄弟は、作品づくりに影響を与えた日本作品として「『AKIRA』や『エルフェンリート』は大きい。ゲームでは『サイレントヒル』『バイオハザード』から刺激を受けた」と明かした。



 最終シーズについてマットは「キャラクターの旅路をどこへ着地させるかが最も難しかった」と語った一方で「最終シーンだけは何年も前から決めていた」とし、「まずラスト30分を作り込み、そこから逆算して全体を構築した」と制作手法を明かした。ロスも「10年間を共に過ごしてきたキャストが満足できる終わり方を目指した」と語り、長期シリーズならではの責任感をにじませた。



 キャストそれぞれにも「終わり」に向き合う思いがある。フィンは「まだ実感はない。エンディングの撮影で少しずつ“終わり”を感じたけれど、イベントで再会すると、まだ続いているようにも思える」と率直な心境を述べた。



 シリーズを通じたキャスト同士の強い結びつきにも言及があった。フィンは「子どもの頃から一緒に演じてきたので、言葉がなくても気持ちが通じる」と語り、長年の絆を強調した。ノアは最終日の撮影について「全員が同じ部屋にいて、最後に抱き合って泣いた。これほどの絆を感じたことはない」と述べ、会場を静かな感動に包んだ。



 ゲイテンは作品を通して学んだこととして「勇気とは恐れがないことではなく、恐れを乗り越えること」と語り、ダスティンというキャラクターの存在が自らの成長にも影響を与えたと明かした。



 ケイレブは「作品には“はみ出し者”が登場する。誰しも孤独を感じる時があると思うが、“あなたは居場所を見つけられるし、愛されている”と感じてもらいたい」と作品のメッセージを代弁した。



 ロスはシリーズ全体について「これは“成長物語”だ。モンスターは登場するが、根幹にあるのは若者が自分の声を見つけ、困難を乗り越えていく姿」と総括。10年にわたり世界中を魅了してきた同シリーズ。キャストとクリエイターが語る言葉の端々から、最終章への覚悟と深い愛情が伝わってきた。



 Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス』最終章となるシーズン5は、VOL 1(第1〜4話)として11月27日午前10時より配信開始。VOL 2(第5〜7話)は12月26日、フィナーレ(第8話)は1月1日より世界独占配信。



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