
【音楽】
タイラー・ザ・クリエイター、Apple Music『アーティスト・オブ・ザ・イヤー』受賞
Apple Musicは21日、今年の『アーティスト・オブ・ザ・イヤー』にタイラー・ザ・クリエイターを選出したことを発表した。タイラーは、音楽とカルチャーの両面における革新的なアプローチと創作活動を通じて、世界的な影響を与えたことが評価された。
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今年、タイラーは過去最高となる世界再生時間45億分以上を記録し、Apple Musicにおける年間再生数、リスナー数、再生時間のすべてで自己ベストを更新。これにより『アーティスト・オブ・ザ・イヤー』の受賞者として初めて選ばれた。
その飛躍のきっかけとなったのは、アルバム『CHROMAKOPIA』を掲げた大規模ツアー。これまでで最もパーソナルとされる同作は、世界観構築と人物描写に優れた作品としてリスナーの支持を集め、Apple Musicにおける初日・初週再生回数でキャリア史上最大のヒット作となった。
さらにタイラーはツアー中に、2作目のアルバム『DON’T TAP THE GLASS』も発表。こちらは緊張感のあるミニマルなラップで構成され、前作とは対照的な作風ながら、55以上の国・地域でApple Musicのアルバムランキング1位を獲得するなど、際立った成果を残した。
この1年、『Governors Ball』『Lollapalooza』『Outside Lands』『Osheaga』など世界有数の音楽フェスティバルでヘッドライナーを務め、ロサンゼルスで開催される自身主催のフェス『Camp Flog Gnaw』も11回目を迎える。
タイラーは「私の音楽を聴いてくれているすべての人に感謝します。今年は自分のキャリアで最も大きな年でした。Apple Musicアーティスト・オブ・ザ・イヤーに選ばれることは大きな意味があります。型破りなやり方を選ぶ人々を、これからも支え続けてください」と受賞の喜びを語った。
音楽以外でも、ジョシュ・サフディ監督、ティモシー・シャラメ主演の歴史ドラマ『Marty Supreme』で長編映画デビューを果たす予定。『CHROMAKOPIA』『DON’T TAP THE GLASS』は合わせてグラミー賞5部門にノミネートされており、年末にかけてさらなる注目が集まっている。












