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仲野太賀、高取城まつりで号令「天下を目指し放て!」 鉄砲隊が一斉射 秀長木像に「背筋が伸びた」

高取町の壷阪寺で秀長の木像を見学した『豊臣兄弟!』主演の仲野太賀


 来年1月4日にスタートするNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』で主人公・豊臣秀長を演じる仲野太賀が23日、奈良県高取町の児童公園で行われた「第37回たかとり城まつり」に登壇した。会場には全国各地から鉄砲隊が集結し、演武の轟音が響き渡る中、火縄銃の煙と匂いが漂う戦国さながらの雰囲気のなかでステージトークが行われた。



【画像】「第37回たかとり城まつり」に登壇した仲野太賀



 迫力ある火縄銃の演武について問われると、仲野は「撃たれそうなほどの迫力でした」と驚きを語った。続けて、激しい戦の時代を生き抜いた秀長について「斬ったり撃ったりが日常だった戦国時代にあって、生き残ったのはすごいことだと思います」と述べ、演じる役への敬意を口にした。



 高取城は秀長の勢力を支える上で重要な拠点だったことにも触れ、「この後行こうかな……いや、今日は時間がありませんが、高取城には機会があればぜひ足を運びたいです」と笑顔で答えた。



 さらにこの日、高取町の壷阪寺で秀長の木像を見学したといい、「大阪夏の陣の後に造られたそうです。当時、豊臣に関わる建物は徳川により多くが破却されたと伺いました。その中で秀長の木像が造られたのは異例のこと。ご住職から、きっと秀長さんに人望があったゆえのことだったであろうと教えていただきました」と報告。「木像の目が生きているようで、思わず背筋が伸びました。本当に有意義な時間でした」と深い感銘を受けた様子だった。



 秀長ゆかりの地を巡る中でも、特に心に残った場所として「秀長さんの眠っていた大納言塚」を挙げた。「大和郡山城は今も地元の生活と密接につながっていて素敵だと思いますが、大納言塚には“わびさび”の世界がある。秀吉さんに比べて慎ましやかさがみて取れて、秀長さんを演じる上でのヒントとなりました。実は『豊臣兄弟!』のクランクインの前にも一人で奈良に来て、大納言塚をお参りしに行きました」と、役作りへの思いを明かした。



 最後に来場者へ向けて、来年の大河ドラマへの期待を訴えた。「クランクインから半年、ひたすら収録に打ち込んできました。一昨日、完成した映像を観たのですが……自分で言うのもなんですが、めちゃくちゃ面白いです!あくまでドラマではあるのですが、もしかしたら秀長さんと秀吉さんの、こういう歴史が実際に有ったんじゃないか?と思える大河ドラマになっています。どうぞお楽しみに!」



 トーク後、仲野が「皆の者、天下を目指し放て!」と号令をかけると、鉄砲隊が一斉に火縄銃を放ち、高取の地に轟音が響いた。55年ぶりに奈良に戻ってきた“大河ドラマの舞台”を祝うかのように、会場は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。

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