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さだまさし「言葉がいかに難しいか気付かされる」 ソロデビュー50周年振り返る「歌詞がボロッカスに叩かれた」経験明かす
俳優のさだまさし(73)が25日、都内で行われた第14回「岩谷時子賞」の授賞式に出席。ソロデビュー50周年を迎えたさだは、言葉の使い方の難しさについて言及した。
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さだはこの日、ソロデビューから半世紀となる節目を迎えた。受賞のスピーチで「加山雄三さんがいなければ真面目なバイオリン弾きになっていたかも」と冗談めかして話した。
「歌作りをずっとやっていると、“言葉”というのがいかに難しいか気付かされる」と作詞の難しさにも言及。「数々のヒット曲をみなさんのおかげでつくっていただきましたが、大概叩かれるのは歌詞から」だといい、「『俺より先に寝るな』とか『起きるな』とか書いたからボロッカスに言われた」と明かした。
続けて「みんな最後まで聞かないもんですから、何が伝えたいのか最後の2行に書いてあるのになかなか聞いてくれない。ボロボロに言われた時期もあった」と吐露。何も批判されなかったのは「北の国から」のテーマ曲だといい、「歌詞が“あー”とか“うー”だけでしたから。珍しいヒット曲です。これが“はー”とか“へー”とかだったらヒットしなかった」と会場の笑いを誘った。
それでも50周年は「あっという間だった」といい、「こうして現役でいられるのはお客さんのおかげ。たくさんの方に感謝したい。お客さんがいなくなるまで歌い続ける」と意欲を示した。
同賞は日本の音楽や芸術の発展・振興に寄与することを目的に、2009年に設立された岩谷時子音楽文化振興財団が翌10年に制定した。岩谷時子賞に選ばれたさだのほか、功労賞にはイラストレーターでグラフィックデザイナーの宇野亞喜良氏、特別賞には音楽家の大友良英氏、俳優で歌手の島田歌穂、奨励賞には俳優のエヴァ―・アンダーソン、「岩谷時子 Foundation for Youth」にはピアニストの中川優芽花氏、バイオリニストの堀内優里氏が選ばれた。












