【アニメ】
“南ちゃん”日高のり子、『タッチ』名シーン秘話明かす「先生の勝利だと思います」

『タッチ』名シーン秘話を明かした(左から)あだち充先生、日高のり子 (C)ORICON NewS inc.


 漫画家のあだち充氏、声優の日高のり子(※高=はしごだか)が18日、都内で行われた『―画業55周年記念― あだち充展』スペシャル対談に登壇。日高がヒロイン・浅倉南の声を演じた『タッチ』の名シーン秘話を明かした。



【写真】カワイイ…明るい笑顔をみせる日高のり子



 あだち充作品について、『タッチ』以外にも愛読してきたという日高は「セリフのない風景のシーンで、私はいろいろなことを考えるんですよね。登場人物の思いを受け止めたりとか噛み締めたりとか、そういう時間があるから、本のストーリーに没頭できるみたいなところがある」と語り、「読んでいるときがとても大好きで、その世界観に浸れるところが好きだったんですけれども、これを私は『タッチ』という作品で声で表すことになりました」と声優として参加した当時を振り返った。



 実際に演じることになり、「裏にある感情だとか、言葉にしない本当の思いを声で表現するということで、本当に何度もダメをくらってですね、とりなおしがいっぱいあって。読むときには最高なんだけど、演じるのは大変だなと思った記憶があります」と笑いをこぼすと、あだち氏も「そうですよね」と苦笑い。日高は「眉間にしわが寄りっぱなし。いまもシワが残っているのは先生のせいですよ」とユーモアたっぷりに笑いかけた。



 また、『タッチ』アニメ化で「アニメでできないだろうというような表現を喧嘩を売るようにやっていました」と語ったあだち氏に対し、和也の突然の死に南が高架下で号泣するシーンを振り返った日高は、「みなみちゃんの声が電車の声にかき消されるっていうシーン。読んでいて、このシーンをやると言われたらどうしようと思って、一応練習していたんですけど、ここは言わなくていいって」と当時を回顧。「先生の勝利だと思います」と白旗を上げた。



 本展覧会は、あす19日~2026年1月14日に東京・池袋サンシャインシティ 展示ホールCにて開催。貴重原画の展示や作品のラフスケッチ、シアター映像などとともに、これまでの漫画家生活と作品を振り返る大規模展示会。。55周年ならではの大ボリューム展示で、会場いっぱいに広がる“あだち充ワールド”が楽しめる。

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