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年末恒例『密着!中村屋ファミリー』勘九郎の涙 七之助の結婚…今年は星野源が大きな家族の物語を語る

『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の結婚 歌舞伎の絆・・・宿命の大舞台SP』 (C)フジテレビ


 フジテレビは31日、歌舞伎の名門・中村屋に密着取材する年末恒例のドキュメンタリー特番『密着!中村屋ファミリー 勘九郎の涙 七之助の結婚 歌舞伎の絆・・・宿命の大舞台SP』(後0:00)から放送する。



【写真】美しい…中村七之助&杏奈さんの前撮り写真



 2012年に急逝した十八世中村勘三郎が、まだ勘九郎を名乗っていた1990年に始まったこの密着ドキュメンタリーは、勘三郎、そして中村勘九郎(44)と中村七之助(42)を幼少時代から追った35年以上にわたる人気シリーズ。26作目となる今回は、七之助が生涯の伴侶を得て開かれた、豪華かつ温かい結婚披露宴の一部始終をカメラが記録し独占披露、新しく中村屋ファミリーに加わった妻・杏奈さんの姿も映し出す。



 また勘九郎は、歌舞伎座「仮名手本忠臣蔵」四段目の塩冶判官に初役としてのぞむ。「歌舞伎役者をやっていて本当によかった」と言うほどの大切な役。楽屋に漂う張り詰めた空気からは並々ならぬ覚悟が感じられた。くしくもそんな大舞台の初日、中村屋にとって非常に大きな悲しみの知らせが届く。



 勘九郎の二人の息子、勘太郎は14歳、長三郎は12歳になった。身長が170cmを超え文字通り急成長の勘太郎は本格的な女方や激しい立ち廻りのある武士の役に挑む。一方の長三郎も大奮闘、劇作家・野田秀樹が脚本・演出する歌舞伎の舞台では、自らアピールもして特別な役をつくってもらい、名優たちに交じって熱い稽古に臨んだ。



 もう一人、注目するのは、勘三郎に「三人目の息子」として認められた“部屋子”の中村鶴松だ。映画『国宝』(2025年・東宝)でよく知られることとなった部屋子という存在から、自主公演を開催するなどして大きな役に挑み続け、ついに幹部昇進がかない「中村舞鶴」という新しい名を初代として襲名するというニュースが飛び込んでくる。大きな喜びと深い悲しみの中で奮闘する中村屋ファミリーの1年を、今年もお届けする。



 そして今回、番組の「語り」をつとめるのは、音楽家で俳優の星野源(44)だ。七之助とは友人関係であるだけでなく、ヒット曲「化物」は亡き勘三郎を思い書かれたという“ゆかり”も。そんな星野源が、中村屋ファミリーの激動の1年を語り上げる。

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