
【映画】
『五十年目の俺たちの旅』公開前に全49話を10分で振り返る特別まとめ動画解禁
1975年10月に日本テレビ系列で放送がスタートした連続ドラマ『俺たちの旅』。中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)を中心に描かれた青春群像劇は、昭和を代表する名作として多くの視聴者の心をつかんだ。
【動画】連続ドラマ全49話の物語が10分で丸わかり
その後『十年目の再会』『二十年目の選択』『三十年目の運命』と、人生の節目ごとにスペシャルドラマが制作され、放送開始から50周年を迎える今年、20年ぶりの続編となる最新作『五十年目の俺たちの旅』が、2026年1月9日より公開される。シリーズ初となる映画版で、カースケたち3人の「今」を描く。
映画公開を前に、ドラマ本編とスペシャルドラマを含む全49話を4編にまとめた振り返り動画第4弾<カースケ・グズ六・オメダ>編が公開された。約10分で彼らの50年の歩みを一気に予習・復習できる内容となっている。
カースケこと津村浩介と、オメダこと中谷隆夫は、修学院大学の同級生。短気な性格から“カーっとなりやすい”ことに由来するカースケ、自分をすぐにダメだと思い込む“ダメ男”を逆さに読んだオメダ、それぞれのあだ名には、彼らの人柄が滲んでいる。
卒業を目前に控えながらも就職先が決まらない二人は、ある日、カースケの小学生時代の先輩であるグズ六こと熊沢伸六と再会する。行き場を失ったカースケとオメダは、無理を承知で泊めてほしいと懇願し、胸倉をつかむほどのもめ事の末、結局グズ六の家に転がり込むことに。こうして男3人の奇妙な共同生活が始まるが、そこへ突然、身籠ったグズ六の彼女・紀子が現れる。
堅物なグズ六の母親を、カースケとオメダの助けを借りて何とか説得し、グズ六と紀子は結婚。この出来事をきっかけに、3人は「互いの最期まで見届け合おう」と固い約束を交わす。
やがて時は流れ、同じ下宿に暮らしていた浪人生・ワカメの発案で、ワカメとカースケは何でも屋のような会社「なんとかする会社」を立ち上げる。一方、向いていないセールスの仕事に疲弊していたオメダを見かね、カースケは自分の会社へと迎え入れる。ほどなくしてグズ六の会社も倒産し、3人は再び同じ場所で働くことになる。
修学院大学の同級生だったカースケとオメダ、そしてカースケの小学生時代の先輩であるグズ六との出会いから、奇妙な共同生活の始まり、結婚や仕事、挫折を経て深まっていく友情。「互いの最期まで見届け合おう」と誓い合った3人の約束は、10年、20年、30年と時を重ねても色褪せることなく続いてきた。
そして、映画『五十年目の俺たちの旅』で50年という歳月を経てもなお、変わらない青春がスクリーンに蘇る。カースケ役の中村は本作でも主演を務めるほか、監督にも挑戦。長年メインディレクターを務めた故・斎藤光正監督の演出を最も近くで見続けてきた中村が、そのテイストを受け継ぎながら、『俺たちの旅』の世界観をスクリーンへと移し替える。
グズ六役の秋野、オメダ役の田中、さらにオメダの妹・真弓役の岡田奈々も出演し、50年前のオリジナルキャストが再集結。企画・脚本は、ドラマシリーズからメインライターを務めてきた鎌田敏夫。昭和の名作ドラマを数多く手がけてきたベテランが、令和の時代に新たな物語を紡ぐ。











