
【映画】
ソフトバンク・柳町達、スーツ姿で舞台あいさつ 与田祐希にホームランの約束「年に数回しかないですが」
福岡ソフトバンクホークスの柳町達、元乃木坂46で俳優の与田祐希が26日、都内で行われたホークスの長編ドキュメンタリー『映画 HAWKS SP!RIT ー273日の記憶ー』の公開初日舞台あいさつに登壇した。
【全身ショット】カワイイ…ユニフォーム姿の与田祐希
今季は131試合に出場。打率2割9分2厘、6本塁打、50打点という成績を残し、プロ6年目にして初の規定打席に到達した。さらに、出塁率3割8分4厘で最高出塁率の初タイトルを獲得。ベストナインにも初めて選出された。
スーツ姿で柳町が登場すると会場内からは「カッコいい~」「たつる~」という黄色い悲鳴が。今シーズンを振り返ると「去年、あれだけ悔しい負け方をした。自分自身もレギュラーで出られていない悔しさもあった。今シーズンはレギュラーで出つつ日本一も穫れたので、うれしいシーズンになりました」としみじみ。オフの過ごし方を問われると「ゆっくり姿を消して休んでました」とにっこり。密着していたカメラについては「自然とカメラから逃げていたかもしれません(笑)。『ここにいるな』と思ったら違うところで練習を始めてました」とぶっちゃけ。それでも「僕がプロ野球選手に憧れていた時代は、こんな裏側や選手がどんな思いで戦っていたのかを知ることもなかった。今後の希望になったりするのかなと思います」と本作の持つ意味を熱弁した。
また、福岡出身の与田は幼少期に家族でホークスの試合を観戦したことがあるなどホークスに親しみがあり、ナレーションを担当する。与田のナレーションについて柳町は「優しい声で僕達の苦悩を紹介してくれる(笑)。素晴らしく聞きやすいと思いました」と話す。そして、与田の登場がサプライズで発表された。歓声が起き、与田は「びっくりしました。大丈夫かなと思っていたんですけど。温かい歓声をありがとうございます」と感謝していた。
来季は球場で観戦したい願望を与田が語る。柳町は「ぜひ見に来てください」と呼びかけながら「頑張ってホームラン打ちます!」と約束。与田が「楽しみにしてます!」とキラキラした笑顔で返すと、柳町は「年に数回しかないと思うので(笑)。その1回で」と恐縮しながら口にしていた。
イベント後には取材に応対。自己採点を問われると柳町は「60点です。与田さんが登場してから緊張して何もしゃべれなかった。そこが心残りです」と照れていた。会場には“わいのタツル”がなびいていた。「僕の名前入りタオルより、『わいのタツル』タオルの方が多いんじゃないかと思うぐらい皆さんに買っていただいた。黒に黄色の色合いが目立つ。インパクトもすごい。それを掲げてくれるのは、ありがたいですね」と感謝していた。
2025年シーズンのホークスは、本拠地での開幕3連敗、さらには12年ぶりの単独最下位と苦しいスタートを切った。選手の離脱が続く中、小久保裕紀監督が「異常事態」と語るなど、チームは試練に直面した。しかし、そこからの巻き返しを果たし、最終的にリーグ連覇、日本一を狙うまでに立て直した姿を、本作は密着映像で追っている。映画は、チームの273日間にわたる戦いを、現場に密着したカメラが捉えた貴重な映像で構成。勝利の裏にある苦悩や決断、選手同士の絆など、普段は見ることのできない舞台裏を描き出す。どん底の状態から這い上がるために監督・選手が貫いた「信念」とは何だったのか。その答えが映像を通じて明らかになる。











