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女性コンビ「爛々」大国麗、悪性リンパ腫と脳炎を併発…高次脳機能障害 劇的登場に相方・萌々&ファンが涙【レポート】

お笑いコンビ「爛々」の萌々が単独ライブ 大国麗(右)が復帰


 お笑いコンビ「爛々」の萌々(28)が27日、大阪・よしもと漫才劇場で、自身初となる単独ライブ『麗々』を開催。ファン待望のサプライズもあり、会場が大いに沸いた。



【写真】ファン涙…「爛々」萌々&大国麗がコンビでセンターマイクを挟む



 爛々は萌々と大国麗(35)による女性コンビ。2017年の結成以来、『女芸人No.1決定戦 THE W』決勝進出など、賞レースや劇場、テレビで活躍していたが、23年8月に大国が体調不良による休養を発表。萌々がピンでの活動を続けていた。そして今年6月。萌々が自身のYouTubeチャンネルで大国の退院を報告。再びコンビでの活動が期待されるなか、今回は萌々が初単独ライブを開催。タイトルを大国の名前を使った「麗々」とするなど、コンビ愛が感じられるものとなっていた。



 当日のチケットはソールドアウト。立ち見も出る盛況ぶり。ステージに萌々のシルエットが浮かび上がると、会場は拍手と歓声に包まれた。トークのコーナーでは会場とのコール&レスポンスを楽しむと、毒を含んだらしさたっぷりのしゃべりを連発。地元や女子、恋愛などをテーマにしたトーク4本でしっかり笑わせた。



 「常識クイズ」のコーナーでは、萌々が焦りつつ答える様子や、答え合わせで新たな常識を得ていく姿に、会場は爆笑。「マスター萌々の国旗の覚え方」では、196ヶ国の国旗を暗記しているという萌々が、ランダムに出題される国旗の国名を答え、その独特すぎる記憶法で盛り上がった。



 そしてラスト。萌々から「実はお話したいことがあります、うーちゃん(大国)のこと」と切り出した。大国に血液のがん「悪性リンパ腫」が見つかり、そのあと脳炎も併発したという。やっとテレビ電話で話せたときに、大国は気管切開で話せなかったものの、「チョメ」のボケをしたと笑わせた。



 大国は5月28日に退院し、今はリハビリ期間中。いったん、がんも脳炎も大丈夫だが、高次脳機能障害の後遺症はあるという。言葉が上手に出てこなかったり、呂律が回らなかったりすることはあるものの「話してるときは普通」と萌々。だから完全に仕事復活はまだまだ難しい、でも爛々でやるっていうてくれたから、私はがんばれたと話すと、「最後、命燃やして見ていただけたらと思います!よろしくお願いします!」とアピールした。



 ステージが暗転すると、2人の写真やこれまでのライブのフライヤーなどがスクリーンに次々と映し出され、爛々がコンビでステージに現れた。その瞬間、会場からは歓声、拍手が起こり、中にはハンカチで涙をぬぐう人の姿も。「待ってたでしょ、待ち焦がれてたでしょ」という大国の言葉に「なんかちっちゃなったな」と萌々がツッコミ。そこからおなじみの「チョメ」が飛び出すと、ウケたことを喜ぶ大国の姿にまた萌々がツッコむなど、久々の爛々ワールドを展開した。



 ネタが終わると、萌々の目に涙。その姿に会場からの拍手が止まらず、横で大国は真顔。2人のコントラストに会場はまた爆笑だった。



 萌々は改めて「本当にきょうが来るまで怖かった」と話しつつ「でもホンマに良かったなって思う」と胸を張った。これからも自分たちのペースで、バランスを見て出ていければとしつつ、ちょっかいを出してくる大国に、「一回サンパチから外れて!」とツッコんだ。最後に「本当にお待たせいたしました、これからも私たち爛々をよろしくお願いします! 爛々再出発単独ライブ、麗々でございました!」と宣言すると、会場は大きな拍手に包まれた。

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