
【映画】
『アバター』映画史を塗り替え続けるシリーズの舞台裏トリビア5選
神秘の星パンドラを舞台に、先住民ナヴィと侵略を狙う人類の戦いを描いてきた「アバター」シリーズの最新作にして第1章の完結編『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』(公開中)。
【動画】キャメロン監督の映像表現の哲学
全世界歴代興行収入ランキング1位に輝く『アバター』(2009年)、同ランキング3位を記録した『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22年)とあわせて3作品の全世界興行収入が合計9488億円(※box office mojo調べ、12月29日正午付け、1ドル=157.41円換算)を超え、三部作の興行収入で史上最高記録を更新する世界的ヒットとなっている。そんな本作シリーズならではのこだわりが垣間見えるエピソードを、厳選して5つ紹介する。
■どこに座る?何食べる?キャメロン監督が明かした、映画館でのマイルール
「アバター」シリーズのほか、全世界歴代興行収入4位の『タイタニック』など、映画を通して数多くの偉業を成し遂げた伝説的存在のキャメロン。スマートフォンや自宅のテレビなど映画を劇場以外の環境で観れる選択肢も広がった昨今だが、キャメロンは一貫して“映画館で観るべき映画”を作っており、映画館でしか味わえない没入感満載の映画体験へと観客を誘っている。
そんなキャメロンは、自身が映画館で観る際の座席について、「私は前の方に座ります。後ろの席で“自宅のテレビを遠くから見るみたいに”観る人がいるけど、私には意味が分からない(笑)」と語る。「駐車料金まで払って来ているんだから、大スクリーンを視界いっぱいにしたい」と、その理由も明かしている。さらに、映画館でのお供は「ポップコーンを大量に」。最新作を、キャメロン流の鑑賞スタイルで体験してみるのも一興だ。
■“親愛なる劇場技術者様”――上映方法についてキャメロン監督の直筆レターが存在
作品世界に没入させるため、キャメロンがこだわるのはスクリーンの中だけではない。本作には、映画館での上映クオリティを徹底するために監督が劇場技術スタッフへ向けて記したメモが存在するという。そこには映像や音響システムの確認など、上映前に押さえるべきポイントが細かく記されている。中でも象徴的なのが音響への言及。監督は会話劇から激しいアクションまできちんと成立するよう、自身が責任を持ってミックスした基準値を徹底してもらうよう映画観に依頼。「これより低い設定はご遠慮ください!」と、観客の映画体験を守るよう呼びかけている。観る者が劇場で受け取る衝撃と感動の裏には、監督の執念が存在しているのだ。
■圧倒的悪役の素顔はムードメーカー、クオリッチ役スティーブン・ラングの意外な一面
シリーズを通してジェイクら家族に立ちはだかり、パンドラを脅かす存在として圧倒的な威圧感を放つクオリッチ(演:スティーブン・ラング)。しかし撮影現場でのラングは、そのイメージを気持ちいいほど裏切るムードメーカーだという。最新作でクオリッチと手を組みジェイクたちを襲来するアッシュ族の長・ヴァラン役のウーナ・チャップリンは、ラングについて「彼は本当に毎日笑わせてくれて、私は現場でずっと大爆笑していました」と明かす。さらに、「楽しいだけじゃなく、演技に本気でコミットしていて頭もいいんです」と、現場を盛り上げるだけでなく俳優としての真摯(しんし)な一面も強調。極限の撮影が続く大作の現場で、笑いと緊張感のバランスを取る存在として、キャストたちの指標になっていた。
■もはやアスリート級!?キャストたちの“息止め秒数”が異次元
前作『ウェイ・オブ・ウォーター』は海を舞台とした物語が描かれ、最新作でもサリー家や仲間たちが海での生活を送る姿が描かれる。パフォーマンス・キャプチャーという技術を通じて、キャストの生の演技を映像に落とし込んでいる本作では、キャストたちが過酷な水中撮影にも挑んでいる。そのため、フリーダイビングなどの猛特訓を経て撮影に挑んだキャストたちは、水中で息を止める時間が長くなったそう。最新作のカギを握っている人間・スパイダー役のジャック・チャンピオンは“5分33秒”、キリ役のシガーニー・ウィーバーとツィレヤ役のベイリー・バスはなんと“6分30秒”と、それぞれがアスリート級の記録を明かしている。リアルな水中演技の裏には、こうした地道な努力があった。ちなみにキャメロン監督自身も、約5分30秒の息止めが可能だそうだ。
●シガーニー・ウィーバーが明かす、キャメロン監督からの“最高のクリスマスプレゼント”
先日インタビューで、「最高のクリスマスプレゼントでした」と語ったシガーニー。実はキャメロン監督がキャスト向けの試写会を開いたそうで、シガーニーは「週末にジムがキャスト向けの小さな試写をしてくれて、全部がつながった形で観られました。本当に信じられない体験でした。空を切って、水を切って、突き抜けていく。楽しくて怖くて、刺激的で、息をのみました。もし3Dで観ない人がいたら…もう友だちではいられないかも(笑)。それくらい没入感がすごいんです」と興奮気味に語った。出演キャストたちをも圧巻の映画体験へと誘う仕上がりになっている。
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